英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

英語

映画 Language Lessons を見た。ナタリー・モラレスの『ランゲージ・レッスン』

この題名は見に行かないわけにはいかない。 パンデミック・フレンドリーな佳作だった。カリニョもアダムもマチュアで素敵。「あなたが思うところの私ってどんな人なの?」はい、私も男に殴られたんだ...とまず思わされたよ。 実際、日本で会社員だったとき、…

映画 SUMMERTIME (2021) を見た。詠う天使の街『サマータイム』

詩で綴るLAダウンタウンの西側地区。大変dopeでよかった。 書いてパフォームするのが、アマンダ・ゴーマぢおンを含むアンジェリーノの詩のスタイル。 多面体のこの町の中でも「知っている」と思えるシーンがいくつかあった。『エイス・グレード』と同様、原…

映画 The Donut King (2020) を家で見た。カリフォルニアのドーナツ史『ザ・ドーナッツキング』

カラフルなカリフォルニア移民のドキュメンタリー。アメリカのドーナツの歴史をカンボジアまで遡る。 ユニークな成功だけでなく、失敗の派手さも含めて、『RBG』と同じく「アメリカでなければ起こり得なかった」アメリカ人史である。実は、大学の卒論のテー…

映画 House of Hummingbird (2018) を家で見た。『はちどり』全米公開

主演のウニちゃんの体の通りの良さに驚嘆。 彼女にとって感覚をすみずみまで行き渡らせることができるのは指先だけではない。『ドライブウェイズ』に続き、とても文法の正確な作品。クリシェだらけという意味ではなくて、この動詞にはあの形容詞の組み合わせ…

お隣から聞こえてくるドラマ

深夜、お隣からマンガみたいな真っ最中の物音が聞こえてきた。 女性の声に、ベッドのギシギシと途中から床をバンバン叩くような音。 今の住まいでは半年ぶり2度目である。勘弁してくれよーと思いながら、「引き下がれ、サタン」とイエスさまの言葉でサタンを…

Jesusへの私的ラブソング

詩に出てくるYouがJesusだと仮定しても通るラブソングはいろいろあります。 セクシャルでなければ何でもそうじゃない?と思うかもしれませんが、私は聖書に書かれた彼の人となりに沿っているなーと個人的に思うものに限ってイエスへの讃美歌にしています。 3…

映画 Downton Abbey (2019) を見た。出世したヒュー・ボネヴィルに再会『ダウントン・アビー』

注、テレビシリーズを一度も見たことがないのに映画館に行ってしまったあるムービーゴーワーによる鑑賞日記です。私のうっすい『ダウントン・アビー』との接点といえば、随分前に友人がNHKでどハマりしたと聞いたこと。 家族の1人がハイクレア・キャッスルの…

映画 Brittany Runs a Marathon を見た。『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』

サンダンス米国ドラマ部門観客賞受賞作。 地面に近い目線でニューヨーク・ニューヨークを満喫できてよい。ブリタニーが心身にたまった毒素をそぎ落すにつれ、体つきも顔つきも変わっていくジリアン・ベルに拍手。 メイクさんのわざだよなー、と思わないでも…

映画 The Last Black Man in San Francisco を見た。『ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ』

PLAN B 製作作品。安定の高品質。足、バス、そしてスケボーの上から愛しては憎むサンフランシスコの街。停留所を間に挟んだ『ゴドーを待ちながら』を思わせる構成も巧み。古い不動産や土地を私人が所有するという近代の人間のアイデアにしばしばくすぶる思い…

映画 Wild Nights with Emily (2018) を見た。『ワイルドナイツ・ウィズ・エミリー』

すごい終わり方...。義姉スーザンとの友情を中心にエミリー・ディキンソンの作家人生を描く。 映画的興奮はないけれど、大好きなニューイングランド史の一コマとして楽しんだ。 ブロンテ姉妹をはじめとする英文学、そしてやはり聖書を知っていると面白味が増…

映画 Gloria Bell を見た。ジュリアン・ムーア is 『グロリア・ベル』

今日は絶対絶対早朝の安い時間にこれ見るんだー!と決めて目をシバシバさせながら夜中の3時に納品したせいか、起きるまでの30分くらい、「原稿の初歩的な間違いを3か所指摘される」夢をみていた。 ので、この映画の半ば夢うつつの感じはぴったりはまった。背…

映画 On the Basis of Sex を見た。Words matter.『ビリーブ 未来への大逆転』←orz

面白かった。クリアな英語の愉悦に浸れる法廷劇。脳がシャッキリする。最近、骨折、肺がんの手術とギンズバーグ判事の心配なニュースが続いたが、少なくとも現政権のうちに倒れるのは本意でないと思う。RBGでワークアウト姿を見せていた判事。 素晴らしい後…

映画 Beale Street Could Talk を見た。バリー・ジェンキンスの『ビール・ストリートの恋人たち』

また、PLAN Bの新たな傑作が。 私は映画は終わったら即立ちます。エンドロールは見ません。というか、アンジェリーノもさっさと帰る。駐車場の出口が混むのやだしね。 日本では「クレジットで立つなんて」とか面倒なこと言う人いますけど。 こないだ日本から…

Be brave, respect others.

キリスト者であれば誰でも神の言葉を武器として携えています。 私が日常で一番よく使う武器はこれです。 「下がれ。サタン。」 (マタイ16:23から) ええ人ぶってイエスをたしなめたペテロに対してイエスが投げつけた言葉です。 私もキリスト者としてイエス…

映画 A Star Is Born (2018)を見た。ブラッドリー・クーパー初監督 × レディー・ガガ『アリー/スター誕生』

いつも聞いている辛口レビュー番組で、もうツバが飛ぶのが見えそうなほどレビュワーたちが興奮してほめていた作品。 話を知っていても引き込まれる、ガガを立てるクーパーがいい、脇のガガ父がいい、3回鳥肌がたった...云々。特にガガの良さをrawという言葉…

Goodbyeの語源。オブジェクト指向を生んだ日本語脳。

Goodbyeの語源が"God be with you"だと知って、なぜ今まで気づかなかったのかと感激している。思えば、Adiosの語源だって"to God"なんだよな。ところで、ダブルクリックや右クリックを開発したプログラマの中島聡氏の時間管理の著書に、ものすごくおもろいア…

映画 Book Club を見た。西海岸版SATCの30年後『また、あなたとブッククラブで』

アメリカ人が大好きな読書会をヒンジに据えた女友達4人モノ。ついでに白人業界モノ。 あえて感想書くのも野暮に思える類のショー。 完全なる予定調和を十分に楽しんだ。 思いがけず、LAだけでなくセドナ近郊の赤岩も観光できたし。観客席は見事にSATCの30年…

映画 The Rider を見た。カンヌ芸術映画賞 クロエ・ジャオの『ザ・ライダー』

すんごく良かった。現在、私の今年ナンバーワン。乾いた砂漠が舞台ながら、箔糸を織り込んだ目の細かい刺繍を見ているよう。 風や光の粒子ひとつひとつが輝いている。ひたすら華美な「説明」を排除し、事実を描き切った脚本、編集はとても好きですね。 監督…

映画 The Party を見た。サリー・ポッターの『ザ・パーティ』

私の好きな舞台劇風作品らしいけど、71分しかなくてソンじゃない? でもEbertが"The first must-see movie of 2018"だって言うんだよ...。観客席には、膝を打って爆笑しているおじさんが3人ほどいましたが、私には全く気に入るところなしでした。「皮肉イギ…

羽生選手にこそ、もっと英語を話してほしい。

今週、ニューストピック(私の場合、ラジオとGoogle Newsのアグリゲーション中心)を占めているのはフロリダの事件とその直後に始まった運動、そして『ブラックパンサー』への熱狂だ。「コイツはスポーツ、五輪、ジャパンに関心あり」と学習しているはずのGo…

神に捧げるいけにえ、次のステップへ(シリーズ献金 その11)

またタックスシーズンがやって来た。 昨年などは、客先からバラバラ届く納税書類ではなく、教会が出してくれた献金の証明書で私の年収総額が分かった。それを×10するだけだから。今年はそれもアテにならない。 なぜなら、10分の1きっかり捧げるのを止めたか…

映画 The Post を見た。『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』

面白かった!爽快。スピルバーグ、ストリープ、ハンクス??(げプ)と思わず、ぜひ見に行ってほしい。 そして、こちらの劇場でそうだったように、最後のニクソンの必死な後ろ頭に、大笑いしてほしい。日本のマスメディアのエライ人が、安さ倍増首相の接待受…

英語リーディングの習慣づけに。毎日、開くのが楽しみなメルマガ3本

先日日本から遊びに来てくれた友人が、1年「英会話教室」に通ってイキって外資系エアラインを予約したものの、green tea?すら聞き取れなくて唖然とした、と言っていた。 こういう話を聞くと、とにもかくにも場数だなあと思う。「かけ算の九九を忘れないのは…

レナ・ダナムのレイプ被告擁護(その後すぐ謝罪)に失望したり、学んだり

今朝、レナを非難する記事で、彼女が、Girlsのライターに対するレイプ被害の告発を「3%のミスリポートケース」と決めつけたことを知った。 Lena Dunham is trash https://thegrapevine.theroot.com/lena-dunham-is-trash-1820565772性被害の話になると、条件…

小学校は英語授業ではなく多言語イマージョンを取り入れては?

今教わっているギリシャ語の先生のクラスにいるのは、大学の統計学教授と、10歳くらいのアフリカ系の少年。教授は自分のオリジンがギリシャなので言語について知りたい、昔、両親が喋っていたからウッスラ分かる、というこの街ではごくごく平凡な動機。ちょ…

アメリカでは知られていないイシグロ。

イシグロ氏が今年受賞したのはBrexitの影響だろうなー。 彼は一貫して熱心な残留支持なので。自身の来し方をベースに主張されているのでとても説得力がある。ついでに、彼は、戦後の日本が侵略者であったことを忘れ、南京大虐殺を忘れ、システマチックな健忘…

映画 Brad's Status を見た。ベン・スティラー『47歳 人生のステータス』

注:ネタバレあります 面白かった! なんという分かりやすさ。クリシェと素っ気なさのさじ加減が絶妙。 つまり、ブラッドのミッドライフ・クライシスの描写は相当ベタベタなのだが、泣かせるセリフは「ハイ、ココ!」を感じさせないさりげなさ。 終始流れる…

洋書50冊の先に何がある?26冊目 "Nine Things Successful People Do Differently"とONE OK ROCK

ひょんなことから、ONE OK ROCKというバンドを知る機会が与えられ、久しぶりに足を運んだライブ in 西海岸がまさに「ライブ」で非常に良かったので、あれこれYouTubeで彼らの楽曲を聞いていた。そして、ボーカル君の英語インタビュー映像を見て励まされた。 …

映画 Baby Driver を見た。アンセル・エルゴート is『ベイビー・ドライバー』

トレーラーに全く惹かれなかったし、独立記念日でなければ見なかった作品。 公園にテントをはって花火の場所取りをしたが、あまりに暑い上、いらんお世話のスピーカーの音楽が不快(アメリカ人が外でかける音楽はいつも大音量すぎる)だったので、歩いて行け…

洋書50冊の先に何がある?25冊目: "He's Just Not That into You" 彼をすてるとき。

近所のおばちゃんが浪々と国歌斉唱をしている、July 4th前夜である。 だんだん興に乗ってきたようでビブラートが耳障りだが、何度聞いても実に映像的なポエムだなあ。 この歌だけで「やっぱ、アメリカ人になるべ」って思っちゃうもんなあ。SATCのコンサルと…