英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Gloria Bell を見た。ジュリアン・ムーア is 『グロリア 永遠の青春』

今日は絶対絶対早朝の安い時間にこれ見るんだー!と決めて目をシバシバさせながら夜中の3時に納品したせいか、起きるまでの30分くらい、「原稿の初歩的な間違いを3か所指摘される」夢をみていた。
ので、この映画の半ば夢うつつの感じはぴったりはまった。背景はこの街だしね。
ネコと目薬はあざとすぎて無くてもよかったです。

スーザン・サランドン『マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり』、サリー・フィールド『ドリスの恋愛妄想適齢期』と同系譜の50代ひとりみ女性血迷い再生モノ。
こうして並べてみると、どれも個性的でたくましく、tangible。それぞれに気に入ってる。

人と人の間にゾウがいるあの感じ。
本作のグロリアとアーノルドの関係で思ったことは、携帯電話なるものの罪です。
よそ見せずに生きていくの、難しくなったよね。

「どうも最近、涙もろくなっていけませんわ」とか言うのに使える言葉がありました。
Everything make me cry.
「年とって涙もろくなって...」もよく聞くし、
雅子さまが愛ちゃんを出産されたとき、「母親になって涙もろくなりまして...」と言いながら記者会見で涙をこぼされていて、こちらもさらに涙誘われたものでした。

あと下世話ながら、リタ・ウィルソンはまだハンクスと結婚してるんだろうか、とチェックしてしまった。
ベッドの上にペパーリッジファームのミラノクッキーのお茶セットを持ち込んでの茶話会は素敵でした。

グロリアの時代の音楽がとてもいいです。
昨日仕事をしながらふと思い出してオリビア・ニュートン=ジョンを聞いていたので嬉しい驚きもあった。
オリビアはベスト盤を流していたら父親にさえ「ふるっ」と言われたくらい全く同時代ではないのですが、「NHK上級基礎英語」で「そよ風の誘惑」が解説されていたのを機によく聞いていました。

それで2006年の大阪公演に行ったら、ガンを克服してから作ったという新曲2曲を歌ったんですよ。
普通、ライブで「新曲」って困るやん?ましてや往年のスターだから、みんな昔の歌が聞きたい。
でもそれがすごーーーく聞かせたの。初めて聞いていい!と思った。
そのうちの1曲が昨日ずっと聞いていた歌。 with such amazing grace...のビブラートで恵みが本当に胸に迫るのでぜひ聞いて。

そして、グロリアの1曲。たぶん、ベスト盤の中で一番リピートした。

本歌は『グロリアの青春』。

グロリアの青春(字幕版)

グロリアの青春(字幕版)

  • パウリーナ・ガルシア
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