2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
たいへんよかった。 不治の病に向き合う人間をモチーフにした映画は数あれど、少なくとも日米にこういう断絶ギリギリの絶妙な距離感(対病気でも対人でも)を描ける人はいないのでは。 北欧の徹底したほの暗さも、この人たちの他者への敬意のはらいかたを浮…
ギャレット・ブラッドリー製作・監督作品の感想。
ボスニア作品、ヤスミラ・ジュバニッチ監督『クオ・ヴァディス、アイーダ?(2020)』の鑑賞日記
2021年アカデミー短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート作5本を一気見した感想。Hunger Ward、不割席、ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜、Colette、A Concerto is a Conversation
5年ほど前の話。 ルークの友人ジョンは歩くことができず、ずっと車いすを利用している。 彼もまじえて4人でサンフランシスコに1泊旅行に出かけた。週末のダウンタウンは混んでいた。 しかし、歩けないジョンが許可証を持っているため、私たちはパブリックパ…
エマ・セリグマン長編デビュー作「フェミニズム・コメディ」『シヴァ・ベイビー』の感想
ぐいぐい伝わるローデータ・ドキュメンタリー。 ホワイトハウスから17ブロックの界隈に暮らす家族の20年を監督と本人たちが撮った。場所柄、2回の大統領選の夜の描写もあるのだろうな、と思ったのだがとんでもなかった。 終始「政治ナニそれ食えるの?」とで…