英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。映画、英語、栄華。

映画 Book Club を見た。西海岸版SATCの30年後『ブック・クラブ』

アメリカ人が大好きな読書会をヒンジに据えた女友達4人モノ。ついでに白人業界モノ。
あえて感想書くのも野暮に思える類のショー。
完全なる予定調和を十分に楽しんだ。
思いがけず、LAだけでなくセドナ近郊の赤岩も観光できたし。

観客席は見事にSATCの30年後みたいな60代風情のガールズ!グループでいっぱい。

こういう半オムニバスものは、ひとつくらいは気に入るエピソード、人物に出会えるものだけど、今回はメアリー・スティーンバージェン章が一番。きれいだし。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』と『ギルバート・グレイプ』の彼女のパフォーマンスが大好きなので多分贔屓目もある。ヒラリー・クリントンとも親友だそうです。

そうそう、予定調和といえばメアリー章の最後の「電話が当たって」ネタはあまりに予定どおりすぎ。
ほら『フレンズ』のレイチェルとロスのほぼ初デートで、すわ早漏か?>即座に気にしないでと言葉をかける出来た女レイチェル>いや、ジュースのパックがつぶれたんだよ〜とロスが言ってレイチェルが「あーーーよかった!」と本気で喜ぶやつ。

とにかく4人を描写をするには100分では足りないのだけど(バーゲンをムリに判事にする必要あった?SATC引っ張って編集者とかでよかったかも)、最後のそれぞれの宣言は個性があって良かった。
ダイアン・キートンは娘たちに。
ジェーン・フォンダは元カレに。
メアリー・スティーンバージェンは夫に。
キャンディス・バーゲンは再婚する元夫 + 息子カップルに。
特にバーゲンは名スピーチでした。Well done.

そうそう、キートンだったかバーゲンだったか、初デートの相手への労いのセリフは使えそうですね。
Thank you for making tonight easy.

『デブラ・ウィンガーを探して』を見て以来、ジェーン・フォンダに苦手意識を持っていた。
今回同年代の女優との競演を見て、やっぱり苦手だわ、と思った。
圧倒的にウソ度が高く見えるの。

アリシア・シルヴァーストーンがものすごいチョイ役で活動しているのも、クルーレスな私としては今だにビックリする。

これも誰にとっても想定内だろうけど、フィフティ・シェイズが小道具として機能しているかというと別に...。
友人の1人が、親の介護で疲れ切っていた時にこの小説に浸ると何もかも忘れられた、と言っていた。
何かに集中できると、すごく癒されるものね。
まさに「小説は人生でざぶざぶ使うもの」(田辺聖子先生)

で、私もつらいことがあった時にはまろうとトリロジーセットを買ってしまったが、グレイとの出会いのシーンで止まってる。全然読了できる気がしない。
典型的な「読んでると脳ミソが溶ける感じがする」ラノベ。だからこそ友人は救われたのだろうと思う。ありがとう、と言いたい。

彼女たちが若い頃のベストセラーはこちら。私はたまたまドイツ行きのルフトハンザ機内で読んだので主人公にシンクしてしまったのをよく覚えています。

サウンドトラックがすごく良かった。昨年聴きまくったMarvin Gayeをますます好きになった。

トレーラー。カットされたシーンも入ってます。