英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『あのこは貴族』を家で見た。心強いシスターフッド

北村紗衣氏が面白かったと言っていたので、小説→映画を一気にさらう。 ワクチン2nd doseの後は具合悪くなった、1日寝込んだ、と言う知人が多かったので、ビビッて予備日にしていた今日、ひたすら水分を摂りながら見る。おかげで一切変調なしで24時間過ぎた。…

映画 Final Account を見た。市井の人びとの『ファイナル アカウント 第三帝国最後の証言』

英語字幕で鑑賞。 perpetratorという言葉を覚えることになる。 法的、社会的に「戦犯」と定義されないにしても、ホロコーストにかかわってしまった一般人enablersの最後の証言を集めたドキュメンタリー。 何人か否認者も出てくるので、閲覧注意である。作品…

十分の一献金で祝福されているご家庭の事例(シリーズ献金 その18)

5/18/2021付けのNY Timesの特集。 WHAT WE SPENT IN A MONTH - Six American families open their doors — and their wallets — to show us how much life costs.毎日息するだけでどんだけお金かかんねん、という恐ろしい記事なのだが、その中で什一献金をし…

映画 There Is No Evil を家で見た。金熊賞受賞作 モハマッド・ラスロフ『悪は存在せず』

エピソードIが良すぎて、あとの3つは印象が薄いどころか蛇足にすら感じた。説明するのが難しいのだが、エピソードIVの医学生と医師の車中のトークを見ていて、不条理に満ちたコンテキストの中にいてこの会話の内容を自分が分かるのはなぜだ...という不思議の…

映画 Limbo を見た。ベン・シャーロック『運命の回り道/リンボー』

スコットランドの荒涼とした島で辛抱強く時を待つ難民申請中の人びと。 ――という興味深い枠組みだが、演出が苦手すぎてあんまり頭に入ってこなかった。どんな演出かというと、20年ほど前に新宿・中野・下北で過剰に賞賛されていた不条理劇みたいな構成と空気…

映画 Street Gang: How We Got To Sesame Street を見た。『ストリートギャング』私のセサミストリート

ついに!映画館が戻ってきたYO! 去年Straight Upを見て以来なので、実に14か月ぶり。 よくぞ持ちこたえてくれた。 ここ以外の行きつけ2館はつぶれてしまった...そして、本作は映画館復帰作としてぴったりだった。 私よりももっとセサミになじんできたであろ…