英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

重箱つつき本は無視していいが、教科書は捨てたもんじゃない

日本にいた頃、デビッド・セインさんという方は知らなかったが、 「教科書にのってるxx って、ネイティブは言わないよ」 「よく看板に書かれてるxxって英語、実はヘンだよ」 というようなことはしょっちゅう聞いた。実際英語圏に住んで思うのは、そういうコ…

信仰告白の力 『ゼロ・グラビティ』『タイタニック』から

映画『ゼロ・グラビティ』でマット(クルーニー)が ライアン(ブロック)に「このままではふたりとも死んでしまう。Let me go!」と、自分のリリースを促し、宇宙の彼方に消えていくシーンを見て、『タイタニック』の別れの場面を思い出した人は多いだろう。…

映画 Her を見た。『her/世界でひとつの彼女』

「声の出演」スカーレット・ジョハンソンが賞レースのノミネート対象になるかどうかが話題になった地味作。 (ちなみに本日のゴールデングローブ賞では対象外)ラジオのmovie mamaが「超ブリリアント」と褒めていたので初めて作品を知り、rotten tomatoでの…

プーとして神にもちいられる1年を

所属する勤め先がないと、なぜ生活できるのかと外野から怪しまれるのが日本。 文脈の異なるふたつの記述を読んで、それを思い出した。 岡田 本当に働くべきかという疑問をみんなが持つべきだね。 例えば、お父さんお母さんの実家と年金があって、とりあえず…

『あんぽん』で引っかかったところ

佐野眞一著の孫正義伝『あんぽん』を読んでいて理解できない部分があった。 孫はしばしば、日本の情報革命がアメリカに比べて決定的に遅れているのは、日本人が過去にとらわれすぎているからだ、日本人が新しいものを取り入れるのに抵抗があるのは、アメリカ…