『未知との遭遇』のリプライズ。つまり、旧約聖書物語。
ちょうど90分、ふたりが再会したころに時計を見て「あと1時間もあんのか...」とため息が出たけど、それ以外はまあまあ面白かった。
神秘体験を自尊心の根拠にしたくなってしまう人間なるもののエピソードを思い出していた。
『ぼく地球』が出版されてから「月刊ムー」の投書欄に夢で会った人を探す尋ね人投稿が激増したとか。
同級生や同僚が、自分は霊感が強いんだと言い張っていたこととか。
でもたいてい神秘体験というのは、多少なりとも社会の中で生活した人間なら、ちょっときっかけがあれば(瞑想するとか)誰でも体験するよね、という程度の現象でしかない。正常な脳がもたらす現象。「特別な存在だと思われたい」「何者かになりたい」という欲望を持つ人ならなおさら体験しやすいだろうし、宗教家や陰謀論インフルエンサーはそこに付け込むのだろう。
私もいわゆる異言を語れるけど、それを超自然現象だとは思ってない。牧師に頭に手を載せられたのをトリガーに私の脳が指令を出してそれっぽく口が動くようにしてるんだと思っている。コックリさん遊びと同じだ。意識していようがしていまいが、動かしているのは自分。まあ、この映画でダニエルが「おれは何でこんなことを〜〜〜!」と口走りながら身体を操られているみたいに、私も一体こんな音どこから?とか、おや、舌にこんな動きができたのか!とか、「不思議さ」は感じるけど、科学的に説明できない現象だとは思わない。
でも、ジェーンがプロンプト攻撃に自らの素朴な信仰で打ち克つ描写はキリスト者として胸熱だった。ホーリープライドですね。
スピルバーグってトランプとタメで今年80、うちの両親よりも年長だったんだな... 今更ながらすごいな。
Toy Story 5の午後公開カウントダウンで盛り上がるロビーをすり抜け、14.49ドルで鑑賞。
トレーラー。