英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。Python、Ruby、JavaScript、神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画

映画 American Factory を見た。『アメリカン・ファクトリー』Steven Bognar 監督を迎えて。

オハイオ州の労働市場グローバル化問題を扱ったドキュメンタリー。 今日からNetflixで公開。 Netflix会員の方はすぐに見られるはず。 アメリカン・ファクトリー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイトオバマ大統領夫妻が設立したプロダクション Higher Gr…

映画 Blinded by the Light を見た。ボス!『光に目もくらみ ブラインデッド・バイ・ザ・ライト』

80年代のイギリス郊外ルートンを舞台にした「アメリカ物語」。 tangibleなブルース・スプリングスティーン入門で、実に楽しかった。 受賞のスピーチでは、Javedくん(素晴らしいパフォーマンス。笑顔もいい)とまったく同じタイミングで涙がこぼれた。やたら…

映画 The Peanut Butter Falcon を見た。シャイア・ラブーフと『ザ・ピーナット・バター・ファルコン』

トレーラーを見る限り、P!nkのWalk Me Homeという派手なBGMを使っていることもあり、はしゃいでる作品なんだろうなと思った。 タイトルも「私の好きなやつじゃない」シグナルをギンギンに発しているし。 が、Ebertが3.5/4をつけていたのと、『アメリカン・ハ…

映画 Honeyland を見た。蜜の流れる地『ハニーランド』

今年のサンダンス映画祭で最多受賞を果たしたTamara KotevskaとLjubo Stefanovの手によるドキュメンタリー。 終始、圧倒的な静寂とトルコ語に誘われて瞑想しているような映画体験。『足跡はかき消して』にも描写があったように、自然に同化してハチに刺され…

映画 Rocketman を見た。タロン・エジャトン is 『ロケットマン』

上映最終日に滑り込む。 タロン・エジャトンは熱演でパフォーマンスも素晴らしかった。AAAのフレームを使って来し方を説明させてしまう脚本はちょっと安易だと思った。 インナーチャイルドを抱きしめる描写も。スターの栄光を味わった後で一度も何らかの依存…

映画 The Art of Self-Defense を見た。『ジ・アート・オブ・セルフ・ディフェンス』

ひええーーん。 一番キライな変態カルトものだったよ〜〜 『ミッドソマー』と同じ話だったよ〜〜夜の町外れも暴力も怖いよ〜アマゾンビデオで『日々是好日』を見たばかり(良かった!)で、「白帯目線でアメリカのカラテの何たるかを体験できるストーリーな…

映画 Once Upon a Time in Hollywood を見た。クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

7/26追記、この記事読んで、タランティーノ監督に投げ銭するんじゃなかったと後悔。 Quentin Tarantino’s exploitation has no place in Hollywood anymore でも、ロビー演じるこの映画のテートは下にも書いたとおり、設定の中で最大限にvocalだったと私は思…

映画 A Bigger Splash (1974/2019) を見た。デイヴィッド・ホックニーの『ア・ビッガー・スプラッシュ』

1974年製半ドキュメンタリー作品の4Kリマスター版が上映された。 LACMAが所蔵するデイヴィッド・ホックニー作品と、作家のメモワールが好きなので見に行ってみた。で、半分寝てたような。 実際にホックニーのサークルも突飛で無茶でデカダンスで意識の上と下…

映画 The Lion King (2019) を見た。放蕩息子の帰還『ライオン・キング』

これは個人的に脳内がバグるというかショートする。プンバァが登場するあたりまで慣れない。 昔、『子猫物語』にビックリするほど感動し、「プー助かわいそう」としばらく引きずった後に、柳の下で作られたパンダ物語だか子グマ物語だかを見たらなんとドーブ…

映画 The Farewell を見た。ルル・ワン監督 x オークワフィナ『ザ・フェアウェル』Based on A True Lie.

なんというオチ。さすが中国四千年の仕込みは違う。感動した。 客席からは苦笑にも安堵にも似た親密な声が上がり大拍手。 現時点で私の2019年暫定1位です。冒頭、長春とNY間を飛び交う互いを思いやった言いつくろいの応酬から最後の「私がウソを言うはずない…

映画 Maiden (2018) を見た。世界一周ヨットレース制覇の女性チーム『メイデン』

女子ワールドカップ選手の凱旋に湧く今、DTLAにRapinoe選手の大バナー(NIKE広告)が掲げられていてワクワクするかっこよさ。 そこで、1989年、世界一周ヨットレースに初めてオール女性クルーで挑んだチームMaidenのドキュメンタリーを見た。リアリティショ…

映画 The Chambermaid (La camarista) を見た。リラ・アヴィレス監督『ザ・チェンバーメイド』

Another 『ROMA/ローマ』。 あちらはメキシコシティの豪邸、こちらはニューメキシコのインターコンチ奥深くに広がるパラレルワールドが舞台。 同じ低所得労働者の暮らしとはいえ、ローマとはまた別の異世界の魅力。 社食のご飯のまずそうなこと。主人公の女…

映画 Toni Morrison: The Pieces I Am を見た。『トニ・モリスン ザ・ピーシズ・アイ・アム』

昨年 RBG、Won't You Be My Neighbor? がヒットしたせいか続々と人物ドキュメンタリーが公開されているのだが、その中で見ると本作は地味。 トニさんで今1本長編撮る必要あったかな、無理に作ったね、という感じがしてしまう。 作家が書くに至った道にはとて…

映画 Midsommar を見た。完成度高めのあかんやつ。『ミッドソマー』

注:ネタバレあります。 これは... 気をつけないと悪いものに取り憑かれると思う...。 物語の中で赤ちゃんがずっと夜泣きしてたのは、ヘンな霊が流れているからでしょう。 実際、この映像を赤ちゃんの前で流したらギャン泣きするんじゃないかな。というわけ…

映画 Wild Rose (2018) を見た。ジェシー・バックリー is 『ワイルド・ローズ』

よかった。うんうん、「ふるさと」へのあこがれがカントリーだよねえ。 まちや家族やジモティや、イエスが神の右の座につかれている天国や。いみじくもローズが「ウェスタン・カントリーじゃねえよ、カントリーだっつってんだろ」と繰り返していたように。歌…

映画 The Last Black Man in San Francisco を見た。『ザ・ラスト・ブラックマン・イン・サンフランシスコ』

PLAN B 製作作品。安定の高品質。足、バス、そしてスケボーの上から愛しては憎むサンフランシスコの街。停留所を間に挟んだ『ゴドーを待ちながら』を思わせる構成も巧み。古い不動産や土地を私人が所有するという近代の人間のアイデアにしばしばくすぶる思い…

映画 Late Night を見た。エマ・トンプソンの『レイト・ナイト』ショー

喜劇の才媛、ベストセラー自叙伝、Is Everyone Hanging Out Without Me? を書いたミンディ・カリング脚本・出演作品。驚きは一切なかったけれど、ライター業界モノの側面もあり、まあまあ面白かった。 最近だと『グリーン・ブック』で盛んに指摘されたwhite …

映画 Toy Story 4 を見た。『トイ・ストーリー4』

感動した。ボニーが姪っ子に似てて。 No!とかBye Toys!の言い方とか、背後からもはみ出して見えるまるいほっぺとか、下唇を突き出してむくれる表情とか、いきなり走り出す感じとか、あまりにそっくりで泣けた。 デッサンのモデルになった子を見てみたい。 も…

映画 American Woman (2018) を見た。シエナ・ミラー is 『アメリカン・ウーマン』

アメリカン・ウーマンのタイトルにふさわしい小説。 ペンシルバニアの小さな町のささやかな風景がすみずみまで染み入る。 製作者が同じなんですが、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主役を女性に変えたらこうなるよね、という感じ。ただ、肝心の「娘の…

映画 Booksmart を見た。ビーニー・フェルドスタイン & ケイトリン・ディーヴァー are 『ブックスマート』

オリヴィア・ワイルドの長編監督デビュー作。 敬愛する某レビュワーが「A+キャスト、ウィットに富んだダイアログ満載の秀逸な脚本、目をみはるシネマトグラフィ、軽快な編集、踊りだしたくなるサウンドトラック」とベタ褒め、満点をつけた。 私には何よりタ…

映画 Long Shot を見た。セス・ローゲン × シャーリーズ・セロン『ロング・ショット』

トレーラーを見るといまいちっぽ。でもセロンの仕事は見たいので行った。 わりと拾いものだった。 プロットは安いけど、主人公思いの脇たちが大事にされている脚本は好きなので。フレッドの友人ランスのGOP/GODトークは声あげて笑った。 実際、アメリカ人か…

映画 Long Day's Journey Into Night (2018) を見た。ビー・ガン監督『ロングデイズ・ジャーニー、イントゥ・ナイト』

ここで中島みゆきを大音響で聞くことになるとは...。久しぶりに字幕を見て「楽しみづらい...」と思った。 英語字幕だと和文のように目に飛び込んでこず、まだまだ「読む」必要があるので。 東京の映画祭でも既に上映されたようだから、日本語字幕で見たかっ…

映画 Mary Magdalene (2018) を見た。ルーニー・マーラ is 『マグダラのマリア』

ま、カトリックのえらいひとが何を言おうと、イエスの最後のときまで一緒にいて、よみがえった彼に最初に会ったのはマリアたちであり、野郎弟子は見事に全員逃げ去ったのは聖書的事実なわけでね。ほとんど聖書の筋は追っていない。 十字架にかかってからも聖…

映画 Wild Nights with Emily (2018) を見た。『ワイルドナイツ・ウィズ・エミリー』

すごい終わり方...。義姉スーザンとの友情を中心にエミリー・ディキンソンの作家人生を描く。 映画的興奮はないけれど、大好きなニューイングランド史の一コマとして楽しんだ。 ブロンテ姉妹をはじめとする英文学、そしてやはり聖書を知っていると面白味が増…

映画 High Life (2018) を見た。クレール・ドニ監督『ハイ・ライフ』

正直に言うが、クレア・デインズ初監督作品がdamn perfectと大絶賛されている、うおお、と思って見に行った... ↓ だってほら、これは間違えるよ。 Claire Danes Claire Denisで、えぐい趣味してるんだなあ、赤ちゃんの扱いはさすが、とか思いながら見てた...…

映画 Amazing Grace (2019) を見た。アレサ・フランクリンとマオリ族の舞踊とONE OK ROCK

1972年、LAの教会でシドニー・ポラックが撮りはしたものの、カチンコを忘れて音と映像をシンクさせられなかった等々で長らくお蔵入りになっていたスーパー貴重映像が現代の技術を得てついにスクリーンへ。 燃え上がる教会、湧き上がる魂のリズム。It takes a…

映画 The Mustang を見た。マティアス・スーナールツと『ザ・マスタング』

いい物語だった。美しい。 愛想のない編集がとても好き。 あまりにブチっとシーンが変わるので個人的についていくのに一瞬手間取るところが何か所かあったのだが、それがドナドナのシーンではめっちゃ効果的だった。 星条旗カラーを目印にオークション当日だ…

映画 Us を見た。ジョーダン・ピールの『アス』

不思議だ。妙な満足感がある。 最後のアイコンタクトは、それまで随所にちりばめられた少年の不審顔が一気に収束する計算の極致で最高でしたね。 面の奥の瞳が心から笑っていた。サンタクルーズ、まさに宵のボードウォークに行ったことがあるが、寂寥感に胸…

ドキュメンタリー The Inventor: Out for Blood in Silicon Valley を見た。エリザベス・ホームズのセラノス狂詩曲

本編でインタビューに答えたエンジニアさんの言葉を借りる。 I "want it to be true so badly." いやだって、初めて彼女の事業を知ったとき、素晴らしい王様のアイディア!と思ったもの。私はサニーとつるんだのが彼女に悪影響を及ぼしたと思う。 従業員のメ…

映画 Apollo 11 (2019) を見た。月面着陸50周年『アポロ11』

人間史とアメリカ史が好きな私にとって、『ファースト・マン』の1000倍よかった。 フィクションとドキュメンタリーを比べるのがおかしいって?いいえ、同じつくりものです。で、こっちのほうがはーるーかにクリエイティブですよ。 打ち上げでは涙があふれた…