2019-01-01から1年間の記事一覧
オハイオ州の労働市場グローバル化問題を扱ったドキュメンタリー。 今日からNetflixで公開。 Netflix会員の方はすぐに見られるはず。 アメリカン・ファクトリー | Netflix (ネットフリックス) 公式サイトオバマ大統領夫妻が設立したプロダクション Higher Gr…
80年代のイギリス郊外ルートンを舞台にした「アメリカ物語」。 tangibleなブルース・スプリングスティーン入門で、実に楽しかった。 受賞のスピーチでは、Javedくん(素晴らしいパフォーマンス。笑顔もいい)とまったく同じタイミングで涙がこぼれた。やたら…
トレーラーを見る限り、P!nkのWalk Me Homeという派手なBGMを使っていることもあり、はしゃいでる作品なんだろうなと思った。 タイトルも「私の好きなやつじゃない」シグナルをギンギンに発しているし。 が、Ebertが3.5/4をつけていたのと、『アメリカン・ハ…
今年のサンダンス映画祭で最多受賞を果たしたTamara KotevskaとLjubo Stefanovの手によるドキュメンタリー。 終始、圧倒的な静寂とトルコ語に誘われて瞑想しているような映画体験。『足跡はかき消して』にも描写があったように、自然に同化してハチに刺され…
上映最終日に滑り込む。 タロン・エジャトンは熱演でパフォーマンスも素晴らしかった。AAAのフレームを使って来し方を説明させてしまう脚本はちょっと安易だと思った。 インナーチャイルドを抱きしめる描写も。スターの栄光を味わった後で一度も何らかの依存…
覚書。いつか、もう少し想像力を広げて思いめぐらすことができるかもしれないので。キリストが与えてくれた「ゆるし」の力を実践する集会に行った。 そこで、日系2世の女性が証をしてくれた。彼女は子どもの頃、父親と伯父から性的虐待を受けていた。 父親に…
ひええーーん。 一番キライな変態カルトものだったよ〜〜 『ミッドサマー Midsommar』と同じ話だったよ〜〜夜の町外れも暴力も怖いよ〜アマゾンビデオで『日々是好日』を見たばかり(良かった!)で、「白帯目線でアメリカのカラテの何たるかを体験できるス…
7/26追記、この記事読んで、タランティーノ監督に投げ銭するんじゃなかったと後悔。 Quentin Tarantino’s exploitation has no place in Hollywood anymore でも、ロビー演じるこの映画のテートは下にも書いたとおり、設定の中で最大限にvocalだったと私は思…
1974年製半ドキュメンタリー作品の4Kリマスター版が上映された。 LACMAが所蔵するデイヴィッド・ホックニー作品と、作家のメモワールが好きなので見に行ってみた。A Bigger Splash [DVD]David HockneyAmazonで、半分寝てたような。 実際にホックニーのサーク…
これは個人的に脳内がバグるというかショートする。プンバァが登場するあたりまで慣れない。 昔、『子猫物語』にビックリするほど感動し、「プー助かわいそう」としばらく引きずった後に、柳の下で作られたパンダ物語だか子グマ物語だかを見たらなんとドーブ…
なんというオチ。さすが中国四千年の仕込みは違う。感動した。 客席からは苦笑にも安堵にも似た親密な声が上がり大拍手。 現時点で私の2019年暫定1位です。フェアウェル(字幕版)オークワフィナAmazon冒頭、長春とNY間を飛び交う互いを思いやった言いつくろい…
女子ワールドカップ選手の凱旋に湧く今、DTLAにRapinoe選手の大バナー(NIKE広告)が掲げられていてワクワクするかっこよさ。 そこで、1989年、世界一周ヨットレースに初めてオール女性クルーで挑んだチームMaidenのドキュメンタリーを見た。リアリティショ…
Another 『ROMA/ローマ』。 あちらはメキシコシティの豪邸、こちらはニューメキシコのインターコンチ奥深くに広がるパラレルワールドが舞台。 同じ低所得労働者の暮らしとはいえ、ローマとはまた別の異世界の魅力。 社食のご飯のまずそうなこと。主人公の女…
昨年 RBG、Won't You Be My Neighbor? がヒットしたせいか続々と人物ドキュメンタリーが公開されているのだが、その中で見ると本作は地味。 トニさんで今1本長編撮る必要あったかな、無理に作ったね、という感じがしてしまう。 作家が書くに至った道にはとて…
私が今、毎日一番に祈っているのは日本の救いです。 具体的には、7月21日の選挙の投票率が65%を超えることを願っています。 今回の選挙は日本国がまともな近代国家でいられるかどうかの最後の分岐点だと思うからです。日本の全国紙は「与党過半数」、「低投…
注:ネタバレあります。 これは... 気をつけないと悪いものに取り憑かれると思う...。 物語の中で赤ちゃんがずっと夜泣きしてたのは、ヘンな霊が流れているからでしょう。 実際、この映像を赤ちゃんの前で流したらギャン泣きするんじゃないかな。というわけ…
よかった。うんうん、「ふるさと」へのあこがれがカントリーだよねえ。 まちや家族やジモティや、イエスが神の右の座につかれている天国や。いみじくもローズが「ウェスタン・カントリーじゃねえよ、カントリーだっつってんだろ」と繰り返していたように。歌…
結構楽しみにしていた作品だけど、企画負けかな。 脚本がとっ散らかって、しっちゃかめっちゃか。 喜劇に欠かせない脇が心もとないくせに、いらん人が多すぎる。 『ボヘミアン〜』は物語はいまいちでも音楽のレガシーとパフォーマンスを体感する喜びがあった…
PLAN B 製作作品。安定の高品質。足、バス、そしてスケボーの上から愛しては憎むサンフランシスコの街。停留所を間に挟んだ『ゴドーを待ちながら』を思わせる構成も巧み。ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(字幕版)ジミー・フェイルズAmazon古い…
喜劇の才媛、ベストセラー自叙伝、Is Everyone Hanging Out Without Me? を書いたミンディ・カリング脚本・出演作品。レイトナイト 私の素敵なボス (字幕版)エマ・トンプソンAmazon驚きは一切なかったけれど、ライター業界モノの側面もあり、まあまあ面白か…
感動した。ボニーが姪っ子に似てて。 No!とかBye Toys!の言い方とか、背後からもはみ出して見えるまるいほっぺとか、下唇を突き出してむくれる表情とか、いきなり走り出す感じとか、あまりにそっくりで泣けた。 デッサンのモデルになった子を見てみたい。 も…
アメリカン・ウーマンのタイトルにふさわしい小説。 ペンシルバニアの小さな町のささやかな風景がすみずみまで染み入る。 同じ製作者の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主役を女性に変えたらこうなるよね、という感じ。シングルマザー ブリジットを探し…
オリヴィア・ワイルドの長編監督デビュー作。 敬愛する某レビュワーが「A+キャスト、ウィットに富んだダイアログ満載の秀逸な脚本、目をみはるシネマトグラフィ、軽快な編集、ノリノリのサウンドトラック」とベタ褒め、満点をつけた。 私には何よりタイトル…
トレーラーを見るといまいちっぽ。でもセロンの仕事は見たいので行った。 わりと拾いものだった。 プロットは安いけど、主人公思いの脇たちが大事にされている脚本は好きなので。フレッドの友人ランスのGOP/GODトークは声あげて笑った。 実際、アメリカ人か…
みっちりと面白かった。 映画として、Another American storyとして。無邪気なルース博士は幾重もの文化的基盤を持つ素晴らしい言葉つかい。 ヘブル語、ドイツ語の素地にフランス語、そしてアメリカに移民してから覚えた英語でラジオ、テレビ出演までこなし…
ここで中島みゆきを大音響で聞くことになるとは...。久しぶりに字幕を見て「楽しみづらい...」と思った。 英語字幕だと和文のように目に飛び込んでこず、まだまだ「読む」必要があるので。 東京の映画祭でも既に上映されたようだから、日本語字幕で見たかっ…
ま、カトリックのえらいひとが何を言おうと、イエスの最後のときまで一緒にいて、よみがえった彼に最初に会ったのはマリアたちであり、野郎弟子は見事に全員逃げ去ったのは聖書的事実なわけでね。ほとんど聖書の筋は追っていない。 十字架にかかってからも聖…
すごい終わり方...。義姉スーザンとの友情を中心にエミリー・ディキンソンの作家人生を描く。 映画的興奮はないけれど、大好きなニューイングランド史の一コマとして楽しんだ。 ブロンテ姉妹をはじめとする英文学、そしてやはり聖書を知っていると面白味が増…
正直に言うが、クレア・デインズ初監督作品がdamn perfectと大絶賛されている、うおお、と思って見に行った... ↓ だってほら、これは間違えるよ。 Claire Danes Claire Denisで、えぐい趣味してるんだなあ、赤ちゃんの扱いはさすが、とか思いながら見てた...…
1972年、LAの教会でシドニー・ポラックが撮りはしたものの、カチンコを忘れて音と映像をシンクさせられなかった等々で長らくお蔵入りになっていたスーパー貴重映像が現代の技術を得てついにスクリーンへ。 燃え上がる教会、湧き上がる魂のリズム。It takes a…