英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 High Life (2018) を見た。クレール・ドニ監督『ハイ・ライフ』

正直に言うが、クレア・デインズ初監督作品がdamn perfectと大絶賛されている、うおお、と思って見に行った...
↓ だってほら、これは間違えるよ。
Claire Danes
Claire Denis

で、えぐい趣味してるんだなあ、赤ちゃんの扱いはさすが、とか思いながら見てた...
そして後からフランスの監督の作品だと分かって、そのほうがしっくりくるわと納得した。
雑なムービーゴーワーです。

そつのない作りだけど、好きな映画ではなかった。おもんなかったわ。

ある意味、サイファイというものにこだわりがないというか、宇宙牢獄をリアルにっ、という情熱で作られた作品ではないけど、それにしてもビジョンと予算の足りなさが目についてしまうところが多々。
特に、ブラックホールへ向かってシャトルで出発するところね。
1) 説明セリフを吐きながらシャトルのカバーを外す
2) クルーが宇宙服を着る
3) いきなり、窓越しにシャトル出発の遠景、っていうのがねえ。

2と3の間が大事なんじゃないの???

1回目はいいんですよ、人物的にも距離のあるクルーだったから(それでも「あ、端折った」って感じはした)。
でも2回目も全く同じ角度でマッチ箱みたいなシャトルが出て行くのを見て、クライマックスもそれやるんかい、と笑いそうになった。

むかーし、劇団☆新感線の芝居で、最後に宇宙へ帰っていく宇宙船が段ボールのペープサート、っていうネタがあって、クールな友人まで爆笑していたものである。

あと、出産を一切描かなかったのもねえ... 
百歩譲って作品に必要なのは生殖の事実だけであって強制出産の阿鼻叫喚とビノシュの陶酔ではないとしても、やはり計算してのことではなくカネが足りなかったんだろう、と思ってしまう。そのくらい、赤ちゃんがいきなりいるのが文脈上、すっきりしない。

あの赤ちゃん、すごくかわいかった。ちっちゃな爪、後ろ頭。
ただ、20年後に親が訴えられないといいですけどね。
あそこだけ吹替か作り物かもしれませんが、アメリカではもう選ばない撮り方かも。

覚書、今晩初めて、2020大統領選のステッカーを貼った車を見かけた。
誰を推していたか?もちろんサンダースです。
2016年時のサポーターがいるから立ち上がりが早い。
彼がDEM代表になることはないと思うけど。

トレーラー。