英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Long Shot を見た。セス・ローゲン × シャーリーズ・セロン『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』

トレーラーを見るといまいちっぽ。でもセロンの仕事は見たいので行った。
わりと拾いものだった。
プロットは安いけど、主人公思いの脇たちが大事にされている脚本は好きなので。

フレッドの友人ランスのGOP/GODトークは声あげて笑った。
実際、アメリカ人からさえ「ええっ、クリスチャンなの?冗談でしょ?」って言われるもんね...
私はプロチョイスのリベラルクリスチャンなので、ランスが守ろうとしているもの(?)にはたぶん同意できないけど、理解はできる。

2人が寝てしまい、フレッドのライターとしての縛りが物語上薄ーくなってからはちょっとたるんだと思う。

しかし、セロンのスピーチのパフォーマンスは最高。
「(あべしの初見読みと違って自分の言葉ではあるけれど)準備していた言葉」と「本心の言葉」の違いがしっかり分かるの。
役者のセロンとしては、その両方を役の本物の言葉として準備しているわけで、何重にもすごいわ。

どうか、2020大統領選は彼女みたいにウソつけない人がsworn inしますように。"honesty works"しますように...

何の思い出にも紐づいていないのに、この歌を聞くとポートランドやロッカウェイの夜の風景が目前に広がる。
私が切なさを感じるのは単に「80年代み」ゆえだろうと思う。

トレーラー。