2017-01-01から1年間の記事一覧
ムリ。 2時間もしょーもない夢想に付き合わされた。 もうチンケなメタファーメタメタ、登場人物に名前がないのも臭みがある。 ベイビーで始まりベイビーで終わるギミックもなかなかみっともない。 なんとか劇映画として見られるのは、ミシェル・ファイファー…
続々やってくる大型ハリケーン。教会でも物資や人材を送っているところだ。 テキサスでは数10万台の車が浸水によるダメージを受けたというが、修理屋さんへのインタビューでなるほどなと思ったのは「ある年代以前の車のほうが直しやすい、低価格で直せる」と…
祖母は戦時中に夜な夜なタイピスト学院に通った時期があったという。 2年交代で僻地に赴く工作隊にはタイピスト2人が随行することになっており、関心をもったようだ。 半年でどんな文章も打てるようになったが、結局隊に加わることはなく敗戦の日を迎えた。……
私の愛した映画館がクローズしてしまった。。。 小さな町の目抜き通りにあり、周辺の雰囲気もよく(教会の鐘の音を楽しみながら、前後にカフェやピッツェリアでマターリする喜び)、周囲に車も止めやすく(私は立体駐車場の巨大モールの映画館がキライ)、田…
面白かった。人の死なない犯罪モノはいいな。(但し、暴力はあります)フットボール選手顔のチャニング・テイタムが元フットボール選手の役。出演を知ってて見に来てるんだろうに、007の登場にホウッとため息をつく観客がいるなど。 007がグミと漂白ペンで爆…
マイケル・ウィンターボトム監督、スティーブ・クーガン、ロブ・ブライドン主演のグルメトリップシリーズを見たのは初めて。何かのスクリーニングイベントだったのか、壮年の観客たちがワイン片手に客席10列をギッシリ埋めて楽しそうにしていたが、まさにそ…
あまり好きではなかった。 1時間くらいの時点で、これまだ半分かー、長いなァ、と。パティ・ケイク$ (字幕版)Amazon観客の中には、オージー邸のシーンで「イェーイ」と喜び、最後に盛大に拍手をしていた人たちもいるにはいた。でもやはり主題歌含めて現実の…
ひょんなことから、ONE OK ROCKというバンドを知る機会が与えられ、久しぶりに足を運んだライブ in 西海岸がまさに「ライブ」で非常に良かったので、あれこれYouTubeで彼らの楽曲を聞いていた。そして、ボーカル君の英語インタビュー映像を見て励まされた。 …
ア〜チスチック! 画のレイアウト、間の取り方が、作中に出て来る建築とシンクロしているのが興味深い。 コロンバスの端正な近代建築を設計するように映画を作るとこうなるんだろうなーと。コロンバス(字幕版)ジョン・チョーAmazon演者たちはとてもよく力が抜…
秀作『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、最近の個人的ヒット『ザ・ビッグ・シック』に続く、アマゾン・スタジオ作品。脚本、演者のアンサンブルとも全く気負いがなく、笑いもさりげなく、とても好感が持てた。セリフで、『ハドソン川の奇跡』と似た発見が…
参院予算委員の閉会中審査中継のウソのウソによるウソのための答弁を聞きつつ。 これが黒案件だって登壇者全員が分かってるよね。いつまで続けるの、この茶番。誰も大騒ぎしない静謐な脚本で、"Home."というささやかな決めゼリフすら、突飛な恥ずかしい演出…
『ダンケルク』を横目に思い切り趣味に走る。台詞の多い作品と、ニューオリンズが好きなので。盛り上がりはThe Big Sick以上。 場内女の子でいっぱい、大いにキャアキャア爆笑して(私除く)最後には拍手が。 Girs' out movieとしては大成功だろう。 「大い…
なんじゃこりゃー。11ドルが...orzいや、多分よくできた作品だと思うんですよ。詩的で濃くまとまっていて。 でも、The Sense of an Endingに続いて、私はBBC Filmsとウマが合わないんだな…えーと、間男役、ひたすら生理的嫌悪感を催す造形(表情、喋り方)で…
ヒトの成仏を美し目に描く。。。これは超まずい作品。表現の文学っぽさ、斬新さに紛れたこの物語を受け入れるのは危険。 ハリウッドはニューエイジャーが牛耳っているとは言うけれど、私は無意味な陰謀論が嫌いだし、たまーに「神はいねえ」とか言い出す映画…
トレーラーに全く惹かれなかったし、独立記念日でなければ見なかった作品。 公園にテントをはって花火の場所取りをしたが、あまりに暑い上、いらんお世話のスピーカーの音楽が不快(アメリカ人が外でかける音楽はいつも大音量すぎる)だったので、歩いて行け…
近所のおばちゃんが浪々と国歌斉唱をしている、July 4th前夜である。 だんだん興に乗ってきたようでビブラートが耳障りだが、何度聞いても実に映像的なポエムだなあ。 この歌だけで「やっぱ、アメリカ人になるべ」って思っちゃうもんなあ。SATCのコンサルと…
久しぶりに「映画鑑賞」をしたなーという感じ。とても満足。 実はコッポラ作品だと知らずに見に行き、エンドロールでおお、そうか、と思った。緊張の続くエンタ―テイニングな筆運びで、とにかく隅々まで絵が美しい(兵士の配役除く)。The Beguiled ビガイル…
大拍手。配信始まったら絶対買う。→追記、買った。ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめクメイル・ナンジアニAmazon劇場でのトレーラーの反響にヒットの予感があった作品。 コメディで2時間って長くないか?と思ったけど、2時間ずっと(!)観客は大声で笑…
カナダの下手うま画家、モード・ルイスの半生。しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(字幕版)サリー・ホーキンスAmazon近頃、"not bad" な映画をたて続けに見すぎている。 「でも良かったよ」と、謎の接頭辞「でも」を付けてしまう類の映画である。イ…
軍用犬レックス号の活躍と、彼を引き取ることを望んだミーガンの奮闘。 評判悪くないのに、あっという間に上映が終わりそうになり慌てて観に行く。 何のてらいもない地味な、淡々とした佳作。Megan Leavey / [DVD] [Import]Kate MaraAmazonアーミーものを見…
(私史上)今年一番の劇場大入りで驚いた。 ニューポートビーチの一軒家を舞台にしたなかなか面白い企画なのだが、トレーラーの"Did you come legally?"に反応して見るとやや期待はずれかも。誇り高き移民 vs. レイシストのリアルな対話が見られるのかな?と…
好き。 平日夜にお友達と笑い転げるのに最適な一品。カップルの体が非常にやわらかく、息ぴったりの掛け合いがとても快い。ただ、物語上、ふたりの会話が一番面白いのはバンド結成前まで。 歌による告白に入る後半は失速する。 シンガーでもあるゾーイ自身の…
注意: この投稿では「医学的・政治的に正しい」言葉は使っていません。日系人の90歳のおばあさん(自分を「あたくし」と呼ぶような方)に、「あなたの顔、よう肥えてるわね。でもやせ細ってるよりずっといいわよ」と言われた。 何度も会っている人なのだが…
怒涛のパフォーマンス賞賛が、一貫して何かに似てるわ、と思ったら、あれだ、「ミスター味っ子」だ。本書の音楽体験はまさに聖書の言う、神との交わりだ。 そして、ここで言う「ミュージック」はすべて、「愛」にも置き換えられる。 圧倒的にYES!であり、静…
日本では20年前にまして洋画がなかなか劇場公開されない、されてもチョー遅いようなので、逆に早く公開された作品にはどんな理由があるのかな?と思う。昔、小さな配給会社の就職説明会に行った時、学生に「どういう基準で買う映画を決めるんですか?」と聞…
デブラ・ウィンガーが61にして彼女史上ベストロール、と絶賛の小品。 彼女や結婚をネタにパブリシティもやりやすそうな作品。 英語は非常に平易です。ラバーズ・アゲイン (字幕版)デブラ・ウィンガーAmazon結構面白かったけど、あのラストはイヤ〜 不倫って本…
フランスの大統領選の結果にやや胸をなで下ろしている。 Brexit国民投票を目のあたりにしたアメリカが手綱をゆるめるわけがない… と思っていたのに、ああいうことになったので(99%ヒラリー、と予測した学者が罰ゲームやってたが、彼は外したわけではない。1…
AAA(日本のJAFみたいなロードサービス)に修理工場までのトーイング(牽引)を頼んだ。 工場はほんの3ブロック先だし、ジャンプスタートしてあげるから運転していきなよ、と何人かが言った。 分かってるけど、一時停止が怖いし...はたせるかな、来てくれたA…
稚拙な構成の退屈な作品。 1人として体温の感じられる人物が出てこない。後味冷え冷え。あるときはハリウッド風、ある時は昼ドラ風、ランプリングが出るシーンは急に古典派気取りと、場面ごとにテンションと雰囲気がバラバラで、テレビドラマの総集編を見て…
レビューも芳しくなく、あまり興味はなかったのだが、ハマリ仕事の合間に見に行った。 大劇場を3人で独占した。前作は確か早稲田松竹で、封切りからずいぶん遅れて2本立てで見た。 同時上映もイギリスの若者映画だった。 何かのレジスタンス集会に参加して、…