英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The Sense of an Ending を見た。ブッカー賞作品を映画化『ベロニカとの記憶』『終わりの感覚』

稚拙な構成の退屈な作品。
1人として体温の感じられる人物が出てこない。後味冷え冷え。

あるときはハリウッド風、ある時は昼ドラ風、ランプリングが出るシーンは急に古典派気取りと、場面ごとにテンションと雰囲気がバラバラで、テレビドラマの総集編を見ている感があった。
BBC制作だから?
脚本・監督だけでなくDOPの責任か。

見る予定はなかったのだが(最近こればっかりやな)、うち界隈のブロックが夜遅く停電になり、
1. 寝てしまう
2. スタバに避難して仕事続行
3. 映画館に避難
のうち、3を選び、最終回に足を運んだというわけ。

私が「ダメ人間製造劇場」と呼ぶ、カウチ30席のシアターで客は3人だったのだが、プリビューの後、なぜかSong to Songが始まった。
前席のおじさんもアレ?といった感じで半券をチェックし始めたので、「この映画違いますよね?」と声をかけたところ、10分前にはっきりと"The sense of an ending"と前説していたスタッフさんがAnything wrong?と入ってきた。
おじさんが"Is this the film?"と聞いたら、"Yes, this is Song to Song"って...

本編間違えるとか、アカデミー賞かよ。

もちろん観客3人で突っ込んで上映し直してもらったのだが、さすがデジタル、切り替えが早かった。
当然といえば当然だけど、あれ、テレビのチャンネルを変えるのと変わらないのね。

そんなこんなで始めの5分くらい集中できなかったのも良くなかったけれど、
こういう愛のない作品を見るといつも、「なぜプロダクションが実現してしまったのだろう」と、本当に謎に思う。
早速、「2017年 $9.25をドブに捨てたで賞」確定。
ちなみに、「2016年 $9.25をドブに捨てたで賞」はこちら。

ロンドンの風景だけは楽しめました(最近これも多いな)。
「主人公がトーストをくわえながら慌てて家を出る」実写版を見たのは初めてかもしれない...

一応、原作はブッカー賞作品。

邦訳。

トレーラー。