英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

第45代大統領就任100日

フランスの大統領選の結果にやや胸をなで下ろしている。
Brexit国民投票を目のあたりにしたアメリカが手綱をゆるめるわけがない… と思っていたのに、ああいうことになったので(99%ヒラリー、と予測した学者が罰ゲームやってたが、彼は外したわけではない。1%が現実になったのだ)、フランスも「投票率が低ければルペン有利かも」という報道を見て「やべー同じワダチー!」とビビっていたのだ。

先週のことだが、こっちの45代大統領が就任して100日を迎えた。

"サンクチュアリシティ"にいることもあって危機感が足りないのかもしれないが、私は「慣れてきてしまっている…」というのが感想だ。
彼に対してはご高齢なのにタフだな〜、と思う。

ザ・サンクチュアリシティ。

今、毎週土曜にダウンタウンに通う生活をしているのだが、朝のPicoを、どんなに暑くても正装で礼拝に向かうユダヤ教徒の家族たちの姿にクリスチャンの私も背筋が伸びる。

そして、月何度か出席するハッカソンに集まる人たちの絵に描いたように多様なこと。
人種、ジェンダーが作られた広告イメージのように見事にまちまちで、いくらLAとはいえこれは珍しい。
年齢だけはまあ、20、30代に固まっているけれども。

シリコンバレーは人事に偏りあり過ぎ、とよく批判の的になるし、もっと女性を!と女の子たちを鼓舞するガールズコーディングイベントも多いのだが、裾野のレイヤーがこれだけ広がっているなら、そんなに心配ないと思う。
(ちなみに、先日Uberは削除したわよ怒)

話がそれた。ゴーサッチ氏が最高裁判事に収まり、彼を判事にするために、苦渋の選択でTに投票した人たちの気持ちも分かるようになってきた。と思う。

選挙後だが、近所の某メガチャーチの牧師のブログを目にした。
「聖書的な投票」というリスティクルで、クリスチャンとして選ぶべき大統領の条件が書かれていた。
1. あらゆる命を尊ぶ(中絶反対)
2. 結婚のきよさを守る (同姓婚反対)
3. 繁栄を奨励する(法人税を下げろ)

って、… Tに入れるしかないじゃん。。。。

彼ら夫妻が日々オバマ大統領の働きのために祈っていることを書き添えられていた。

ウチの教会は小さいし、シチズン率が半分程度のこともあってか、牧師が選挙の話をしたことは一度もない。
でも、もしかしたら、牧師はTに入れたかもしれないし、それは仕方ないと思う。

ゴーサッチが死ぬまでゴーサッチ!!!
は、リベラルにはきつい現実だけど、一方で元祖憲法に忠実な人物だというのは非常に信頼できるし、希望がもてる。
ある意味、Tつぶしにフリップすることもあるわけで皮肉な話だ。

アメリカ、大丈夫ですよ。