英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。Python、Ruby、JavaScript、神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 mother! を見た。ジェニファー・ローレンス is 『マザー!』

ムリ。
2時間もしょーもない夢想に付き合わされた。
もうチンケなメタファーメタメタ、登場人物に名前がないのも臭みがある。
ベイビーで始まりベイビーで終わるギミックもなかなかみっともない。
なんとか劇映画として見られるのは、ミシェル・ファイファーの残心まで。

芸術家の狂気を語るなら、同じダーレン・アロノフスキー監督の『ブラック・スワン』のほうが心理スリラーとして、エンタテイメントとして格段に完成度が高かった。
ローレンス、ファイファーという大女優2人を迎えて自己模倣に走っちゃった感じ。(スワンでは、ナタリー・ポートマンとウィノナ・ライダー)

監督はインタビューで、本作から持ち帰ってほしいものはconversationだと言った。
カフェで隣客が自分がそばにいるとも知らず作品について夢中で話し合っていた、そういうのが素晴らしいと。
まあ、LAにいればそれは日常だ。
Sense of an Endingのリテーシュ・バトラ監督も「映画を見た後に議論が生まれたらうれしいね〜」と言っていたが...
くだらんもの提示しといてよう言うわ、というか、ライブのオープニングアクトで無名バンドに手拍子やウェーブを要求されたような鬱陶しさ。

招かれざる客役の老人、知ってるけど誰だっけ?と思っていたら『アポロ13』で素敵過ぎたエド・ハリスだった。
メイクのせいと思いたいが、年齢のわりに老け過ぎではないだろうか、愕然。

なんとか良いところを挙げるとしたら?
英語がとてもシンプル。高卒レベルで90%理解できるはず。

批評家の評価は高かったけど(だから観に行った)、
オープニングナイト明けて、「近年まれに見る大コケ」の報が続々と...。観客は正直よ。
Darren Aronofksy's 'mother!' Banished to Infamous F CinemaScore Club
mother! Flops on Opening Night, Maybe Because It's Too Smart for You, Maybe Because It's Bad

とはいえ、日々TIFFのレポートが聞かれ、Ebertで3.5/4以上の作品が量産されるようになると、年末だなぁと思う。

私の「2017年に見た映画ベスト5」はこちら

『ブラック・スワン』はバレエシーンのカット割りと効果音が実にoverwhelming!だったよね〜

トレーラー。