アカデミー賞
今年度も時間の制約を味方につけたアートがすばらしかった(アンダーソン作品を除く)。 私が気に入った作品順に。■ Red, White and Blue 今日はスーパーチューズデー。身につまされた。 中絶を禁じることの問題点を最も効果的に見せるギミックに翻弄される…
気に入った作品順。それぞれ、鑑賞日の日記にリンクしています。 今年の私にとって大きかった映画関連のできごとはふたつ。7歳のリクエストで10年以上ぶりに日本の映画館へ行ったこと。ポップコーンの巨大さはアメリカ標準だった。 それから、リサーチ・スク…
ションダランド的ユートピアが舞台の人魚姫。ハリー・ベイリーのPart of Your Worldはとてつもなく素晴らしかった。 ハワード・アシュマンは、当時まだ生まれてもいないベイリーの声を通して自分の言葉が受肉することを知っていたんじゃないかと思うほど。 T…
関心のある題材だったのだが、映画は退屈だった。 最初と最後のキャプションが余計すぎたと思う。あれのせいで一気に説教くさくなった。 この内容だったら、一幕劇に脚色したほうが面白そう。たぶん、敬虔なキリスト者こそ、「天国に入れないぞ〜」という脅…
エウリピデスの『メディア』を下敷きに、実際にあった子殺し事件の解釈を試みるインテンスな女性論。 舞台で見たい感じ。 白人様が「洗練されている」「教養がある」と異様に絶賛するローレンスのフランス語に浸ることができる。ローレンスの母親、ごくわず…
先週、2つ、経験のない仕事を「やってくんない?」と言われ、下記に引用した内田センのすすめを思い出してあんまり考えずに「いいよ」と言ったのでメモしておく。普段自分がしているウェブ開発や翻訳でも紹介で仕事がつながることは多い。人手がほしいときに…
ドキュメンタリー、アニメ以外の短編映画を腰を据えて見るのは12年ぶりである。友人の映画学校卒業式で数本卒業制作を見たのが最後だ。 これからも目にする機会はほとんどないと思うが、これはすごい世界だ。先の卒業制作短編は長く感じた上、何も覚えていな…
今年は4/5本が米国が舞台の米国作品だったせいか、粒が揃いすぎているというか、ズレを感じて問いが深まったり、新しい世界が広がったりした作品はなかった。それでもなんとか、印象に残った順に。 ■ The Queen of Basketball『ザ・クイーン・オブ・バスケッ…
気に入った作品順。それぞれ、鑑賞日の日記にリンクしています。スケールは「ていうか、見たっけ?」以外文春シネマのを拝借。 4月以降、映画館で見られた作品には<映画館>のラベリング。★★★★★ もう最高!ぜひ観て!! 私が見た映画の中では今年は該当作品な…
ギャレット・ブラッドリー製作・監督作品の感想。
ボスニア作品、ヤスミラ・ジュバニッチ監督『クオ・ヴァディス、アイーダ?(2020)』の鑑賞日記
2021年アカデミー短編ドキュメンタリー映画賞ノミネート作5本を一気見した感想。Hunger Ward、不割席、ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜、Colette、A Concerto is a Conversation
フローリアン・ゼレールの手によるアンソニー・ホプキンスの優れた「一人芝居」。これまでに出会った、そして今まわりにいる認知症患者のいろいろなシーンが次々に掘り起こされること必至。 肉親については、死別して悲しみに耐えるよりも、認知症を患ったか…
ダリウス・マーダー監督、リズ・アーメッド主演。アカデミー作品賞ノミネート作。
クロエ・ジャオ監督、フランシス・マクドーマンド主演『ノマドランド』を見た感想。
リー・アイザック・チョン監督、スティーヴン・ユァン主演『ミナリ』の鑑賞日記、ネタバレあり。
David Oyelowoの演技に興奮しながら、ゴールデングローブ賞授賞式開催中のビバリーヒルトンを横目にウィルシャーから帰ってきた。 残念ながらSelmaはオリジナルソング賞しか獲れてなかった…グローリー/明日への行進(字幕版)デヴィッド・オイェロウォAmazon白…
NPRの人気番組Fresh Airに、"Let It Go"を書いたソングライタークリステン・アンダーソン-ロペス、ロバート・ロペス夫妻が訪れました。その内容の書き起こしです。(一部省略あり)音源はFresh Air ウェブサイト上で聞くことができます。クリステンが軽やか…
連休だけどロードトリップに行けなかったので、 大好きなアメリカンロードムービーを見て我慢した週末。ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(字幕版)ブルース・ダーンAmazon同じじーさんの旅モノとしては『ストレイトストーリー』よりずっと好き。 何しろリアル…