本当は怖いワーホリ物語。
うそ。
みんな知ってるアルコール恐怖譚。
人間が理性とコントロールを失えば、そこは悪の吹き溜まりになるしかない。
だから最後の処理はよかった。あれしかけがれを落とす手段はないので。
本来はあのあたりも先住民族の聖地だったりするのではないだろうか。
同じくキティ・グリーンとジュリア・ガーナーのコラボレーション、『アシスタント』のユニークさがかなり自分好みだったので楽しみにしていたのだが、その点では期待はずれだった。
この空気の作品を撮るクリエイターは他にいくらでもいそう。
それから、できればヘビは殺さないほうがいいよね。
井戸を埋めるのと同レベルで何かを乱してしまう気がする。
縁起が悪いとかいうのとは段違いにまずそう。
ところで、直接の知り合いにワーホリ経験者はいないのだが、オタワのユースホステルで5日間ほど同室だったドイツ人の女の子2人を思い出した。
彼女たちは1泊49ドルのベッドをすでに1か月間も利用していて、ひとりはそこから旅行に行ったり、バイトに出かけたりしていた。
だが、もうひとりはずーっとベッドの上でYouTubeを見ていた。
私も仕事があって西海岸が開く昼からはずーっと部屋にいたので、帰ってきたもうひとりの子によく「2人とも朝と姿勢が変わってない」と言われた。
憧れていた街での長期滞在が叶っても、人によっては結局そうなる。
アメリカにもワーホリ制度があったら面白いだろうな。
ビザなし渡航を許している国、ロッタリー応募対象国あたりと協定を結んでもよさそうなのに。
平日マチネ、11.19ドルで鑑賞。
元ネタになったドキュメンタリー、Hotel Coolgardie。まだ救いがある感じはする。
トレーラー。