英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

行ったこともないパリが人ごとではなくなった (シリーズ献金 その5)

急に千ドルが必要になった。幸い、その程度は口座にあったのでチェックも書いたのだが、一転、ある人が代わりにそれを出してくださることになった。
これは感謝どころか、収入とみなして天にお返ししなければと思った。

最近「カードの借金を早く返済させてください。今毎月払っている利子分をAに寄付したいです」と祈っていたので、昨日の昼休み、これは教会でなくAに送ろう!と思い立って、デスクでモソモソ自分のカードを取り出し、オンラインで寄付した。
Aというのは、パリを拠点にするNPO団体である。

夕方、退社して車に乗って初めて、ラジオでパリの事件のことを知った。
まさに私が寄付をした時間に起きたのだった。

小額を寄付したこと自体が何かの役に立ったとは全く思っていない。
ただ、その時間にパリが人ごとではなかったのが重要なのだ。
何かについて思うことは、祈りだから。そして、きかれない祈りはないから。
「今、パリのために祈れ」とその時間に神様から教えられていたのである。

ちなみに、このいつも聞いているラジオ局で、通常のプログラムを中止してspecial coverageが流れたのはこの5年で初めてだ。
そのくらいアメリカはショックを受けているのだが、中東やアフリカの人々からの「私たちにとってはあの規模のテロは日常。同じくらい注目してもらえたらいいのに」というたくさんのツイートに、世界のパワーバランスの問題の根深さを思った。パリで起きたからこそ各国首脳が声明を出し、大騒ぎする。その事実がまた問題の原因なのだった。

911のとき、資生堂のウェブサイトトップに「テロ事件の被害者の方の悲しみが癒えるように」的なメッセージが出ていたの、おかしいな、と思ったの覚えてる。