英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。Python、Ruby、JavaScript、神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画Steve Jobsにエキサイトする。映画『スティーブ・ジョブズ(2015)』

ホリデーシーズン突入してから毎週1、2回映画館通いをしていますが、本作に今季一番の賛辞を送ります。
別に私ごときが絶賛しなくても十分にhighly acclaimedなんですが。

これまでもまたこれからも作られるであろうモチーフの作品として、テーマぎっしりのジョブズの人生をどう切り取り料理するかが注目されるのですが、3つの製品発表会を舞台に、彼に関わる人々が交錯するという非常に興味深いものでした。
一幕モノでもいける濃密な構成、空間も舞台的であり(特にスクリーン裏のシーンなど白眉)、演劇的興奮を多いに楽しみました。
(えーと、「海辺のカフカ」の演劇表現ムリ、とこぼした舌の根は乾いていません)

さすが戯曲出身のアーロン・ソーキン、「ソーシャル・ネットワーク」に続いて、再びオスカー候補確実。
ダニー・ボイルのスタイリッシュ〜な仕事も言うまでもなく。
天国のジョブズもこの美術なら許容範囲、ではないでしょうか。

演出、演技も丁寧ですばらしい。
ワーワーわめき合う対話が多く、普段の私ならイライラするはずなのに、落ち着いて見られるのはセリフが冷徹だからでしょうか。
はっきり言ってどれだけ書いても時間が足りないような内容だと思うのだけど、わりとしょーもないたとえやサブカルネタもちゃんと拾ってあって、それが観客を喜ばせる。

マイケル・ファスベンダー文句なし。いよいよ「i」登場、iMacのリハーサルシーンに息を飲む。
5歳のLisaはあまり感心しなかったけど、19歳のLisa、とても良かった。最後の屋上の会話も。
あと、クリスアン役の地味な女優さんがすっごくうまい。

ていうか、マイケルがまだ30代と知って驚く。余計なお世話だけど老けすぎだ。。。
この映画ではジョブズの30代のとばくちから40代前半までを演じているのだけど、後者のほうがずっとはまっていた。

ジョブズはとみに祝福された人生を送った。
その感想はこれらの本を読んだときと変わらない。

Becoming Steve Jobsを読んで


2013年の映画Jobsは見ようとも思いませんでしたが、全然話題にならなかったな〜。アシュトン・カッチャーじゃな〜。