ジェニファー・ガーナーって大根さん。。。
本作はゲイ少年の悩み云々というより単なるロマコメ。
「家族へのカミングアウト」問題はあくまでおまけ。
でも母ちゃんは一応トメなんだから、もう少し品よく存在感を見せてほしかった。
父ちゃんもあんまり愛が感じられなかったけど、共和党顔でキャラクターに説得力はあり。
とはいえ、なかなかいい娯楽作でした。
観客の盛り上がりがすごかった。
ブルーとの「出会い」では拍手じゃ足りないとばかりに「イェーイ」と絶叫していた。
"the first film of its kind from a major studio"というリードが頭にあったせいもあるが、最初の30分は同じ学園モノの『レディ・バード』や『ワンダー』に比べて大味だなあ、と思った。
(この3作には学校劇など共通したシーンが多いのでつい比較)
あんなに恋愛成就を応援して喜んでくれて友達っていいよね〜、と言いたいところだが、あの3人は結局、通学にアシが要るからサイモンと仲直りしたんじゃね?という疑いがわいた。
実際、仲直りの言葉は「カープールしない?」である。そこで喜んじゃいかんだろう。
私の周囲のハイスクール〜20歳前後の子の親御さんは「絶対に友達が運転する車に乗ってくれるな」って言い聞かせてますけどね。
あれガス代割り勘してるんだろうか?
毎朝ドライブスルーでコーヒー買うのもビバヒル高校白書を彷彿とさせる金持ちぶりだと思う。
(再び)私の周囲のティーンは、ガスを現金10ドル分ずつしか入れない主義ゆえに路上でガス欠になり家まで車を押して帰ったとか、そんな話ばかりである。親が裕福でも関係ないの。
私も液体を買うのに抵抗がなくなったの20過ぎてからだったなー。
就職活動中にどうしても発生する微妙な待ち時間にベローチェとかドトールとかに入らざるを得なくなったのがきっかけだった。
アメリカの映画や小説でよく見る移動遊園地のモチーフ、印象に残るシーンが多いですね。
『母の眠り』とか、『マグノリアの花たち』とか。
私も「ああ、遊園地が来ている」と遠巻きに眺めるだけで郷愁を覚えます。
観覧車の上のブルー君の「嬉しくてたまんない」笑顔が良かったです。
原作。
邦訳も出てるのが日本スゴイ。
トレーラー。