ジュディ・ブルームの1970年刊の同名小説の映画化。
先日アマプラでドキュメンタリー『ジュディ・ブルームよ永遠に』も公開されたばかり。
テンプレなシーンの連続。
全体的にどのエピソードもピンボケ、フォーカスが決まっていない。
脚色としては成功していないと思う。
そもそも、わざわざ70年代の舞台を用意してまで語るべき物語なのか疑問だった。
図書館に行けばまったく同じ内容の教育映画がありそう。
50年前に販売されていたナプキンを用意するの大変やで~。
なぜ今なのか、と言えば、主に赤い州で起きている児童書の禁書ウェーブ x デビュー当時から禁書と言えばブルーム、なのかなあ。さすがに本作のレベルの性教育はもう検閲されないだろう。むしろ、ジェンダー配慮のなさ(今、LAの公立校に通う子は、性別が2つだけとは思ってない。各クラスに何らかのカミングアウトをしている子が数人はいる)、同意を得ていないキスが牧歌的すぎた。
評判がいいのは例によってハリウッドのユダヤ系贔屓もあるのでは。
闘う作家ブルームのNPRのインタビューはおすすめ。
Judy Blume was banned from the beginning, but says 'It never stopped me from writing'
原作。
トレーラー。
ところで、トレーラーで、私の永遠の回想記ベスト1のミープ・ヒースのドキュラマ A Small Light が作られたのを知った。
まさにミープが人生に一度かあるかないかの通じ合った瞬間と書いていたシーンが冒頭に聞こえてきて「ウソ」と思ったら、マジだった。残念ながらめちゃくちゃショボそうである。
またHuluにサブスクしたら見る。かも。