英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。Python、Ruby、JavaScript、神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Maggie's Planを見た。ジュリアン・ムーア「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」

予定してたLove & Friendshipを見る気分でなくなったところ、より軽そうで評価もそこそこだったので入る。

私が今年見た映画の中では、How to be singleを超え、$9.5の価値はないで賞、ワースト1位に。

とりあえず作品としては見るべきところは何もなし。
マギーの部屋のスタイリングが素敵だったことくらい。

ジュリアン・ムーアの無駄遣い(ヨーロッパ出自の役、ソツなかったですけど)。
イーサン・ホークはBoyhoodの続きかよ。
精子ドナーの男性が「トラディショナルな方法でもいいよ」と言ってくるの、ハリウッド作品ではもはやお約束になってしまっとる。。。

というわけで、セリフの中から英語あそびを少しだけ。

Be careful what you wish for.

イーサン・ホークは小説を書いている。
元嫁(ジュリアン)に「読んでやってもいい」と言われ、
ならばと早速原稿の束を渡すイーサンの言葉。

これはよく耳にする。
似たような言葉はいろんなところに出てくるが、私は大本のアイデアは聖書だと思う。

Keep thy heart with all diligence; for out of it are the issues of life.
(Proverb 4:23 KJV)

かなり解釈を入れている現代訳のTEVではもうまんま。

Be careful how you think; your life is shaped by your thoughts.
(Proverbs 4:23 TEV).

マザーテレサもまさに同じことを言っていますね。
Watch your thoughts, for they become words...ってやつ。
(これは妙に日本人に好まれているようですが何故なんだろ)

You know me better than I know me.

小説の評価をしてくれたジュリアンにイーサンが感激して言った言葉。
対するジュリアンの返しもオサレだった。
そしてめでたく2人は元サヤに。

これは、彼の本質を見抜いた元妻の助言が響いたのはもちろんなんだけど、You know me betterとか、「聞き上手だって言われるでしょ?」というのは、わりと旬の口説き文句なのだと思う。
言われたほうも、アレ???と相手を意識してしまうこと請け合い。

古い話で恐縮だが、さんまちゃんが「恋から」で、「100発100中女性を落とせる言葉」として、「(一緒にいると)落ち着くわ〜」を挙げていた。
なるほど、と思ったものだが、その放映後から「落ち着く」と言われたりメールに書かれたりするようになった...元ネタが...
野郎はみんな見てたよね、あの番組。
渡米してテレビなし生活も10年過ぎて、「土曜の晩にテレビを見る」生活自体が懐かしい。

ちなみに、「そんな自分を受け止めてくれる人にまだ会ってないよぅ…」と思う人はぜひ聖書を手に取ってください。
というか人間の中には本当に他人を理解できる人はいないかもしれない。
ただ、占い師のように自分のことを知ってるっぽくカマかけてくる人はたくさんいるでしょう。
気をつけるべし。(この映画はフィクションです)

神は私の髪の本数まで把握しており、つまりは私にとって最善の道を私よりもご存知です。
(マタイ10:28-)

それにしても複合家族が当たり前のように描かれるようになりました。
実際ここカリフォルニアでは当たり前なんだから当然か。
授業参観日の家族総出のゴッタ煮感といったらすごい。どっちの親であっちの親でそれがexで…とかくくるのさえナンセンスに思えるほど。

日本では来年公開とか、相変わらずありえない状況なので、DVDでどうぞ。ていうか、DVDでいいでしょう。

原作はこちら。

私が「家族」の広がりに興味をもった最初のきっかけ。

宇宙飛行士向井さんのご主人マキオちゃんは、(特別にNASAのケアの対象となる)宇宙飛行士直系家族になぜ両親が含まれないのか?と疑問をもった。
友人宇宙飛行士の奥さんの答えにうなずかざるを得ない。
実際20年がたって、それすら実情に合わなくなってきているのでは?とも思う。