英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 First Reformed を見た。ポール・シュレイダーの『魂のゆくえ』

最近調子のいいイーサン・ホークと、クリスチャンにとっては見過ごせない舞台設定に興味を持って見に行ったが、キッツい作品だった。
最後のクレジットが出た瞬間、思わず "What a ピー" と漏らした観客がいて同調。
すっかりめげて映画館を出る。

魂のゆくえ (字幕版)

魂のゆくえ (字幕版)

  • イーサン・ホーク
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気分を変えようと、メモリアルデーの快晴の下「神が与えたもうたエクササイズ」に出かけた。
あの舞台がせめて、もっと天気のいい場所だったらな。全然違う話になるけどさ。

シュレイダー監督らしいと言うのか、滅びゆく教会堂、牧師館の撮り方に静が煮詰まっていて瞠目。
日本人好きのする編集だと思う。
ああいうプチ史跡がたくさんあるボストンあたりを再訪したくなった。

牧師とメアリーが地球の叫びに浸るポアやばいシーンだけ、映像が陰謀論映画みたいにロークオリティになるのはなぜか。

イーサン・ホーク、芸術的好演。苦悩の詰まった病み人を丁寧にクラフト。
教会の見学者、信者や子どもたちに愛情を示すのが痛々しい。

関連:映画 Boyhood を見た。『6才のボクが、大人になるまで。』

問題はアマンダ・サイフリッドだよ。『レ・ミゼラブル』に続くミスキャストだと思った。
この人は顔がマンガなので、いくらデコにシワを寄せても絵的に浮くのです。
『マンマ・ミーア!』や『テッド』みたいなのはピッタリなんだけど...(どっちもマンガだ)

そしてそして、
最後に私の好きな賛美が間もたせとして使われているのだが、独唱するとあんなにおぞましいのかと驚愕する(悲)。
いつも手拍子を打ち、leaning...で隣人の肩に寄りかかり、ジョイいっぱいに賛美するので...こんなふうに↓

トレーラー。