英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

ビザ面接と映画『アルゴ』

教訓。
「ビザ面接は笑顔で!」

この映画では出国審査なのでちょっと話が違うのだが、
審査官も人間。
仏頂面や、ましてやビクビク顔で立っていては、
「ちょっと来い、の部屋」に連行されるのもやむを得ないかも。

私の場合、空港で足止めをくらったことはないが、
アメリカ大使館での就労ビザ面接で、ペンディングの憂き目にあったことがある。

母に告げると、
「あんた、ちゃんと笑顔で面接うけたの?怖い顔してたんじゃないの?」と言われた。
何もわかってないんだから!(怒)とイライラしたものの、
今は、それ大事、と思うのだ。別に損するわけじゃないんだから。

ほかにもペンディングになった男子で、「女は却下されないと思うよ」と言ったのがいたが、
ほんと「敵じゃないからね光線」は全力で演出すべし、である。

顛末としては結局、これまでの仕事のエビデンスを出せ、と言われ、
確かにそりゃーそうだよねと納得し、すぐにポートフォリオを送ると1週間でビザが下りた。

映画では人質さんたちは、勤めてさりげなく、やわらかな笑顔で面接を受けていた。
(CIAエージェントは除く。彼最後までほぼ笑わない)

査証にスタンプの押される音が、効果的に使われていましたねー

アルゴ (字幕版)

アルゴ (字幕版)

  • ベン・アフレック
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スリリング大げさ演出の映画を見た後、元になったノンフィクションを読むと「ああ、そこそういうことだったのね...」とまた唸る部分が多い。

"The Great Escape: How the CIA Used a Fake Sci-Fi Flick to Rescue Americans from Tehran" by Joshuah Bearman