英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The Souvenir: Part II を見た。ジョアンナ・ホッグ『スーヴェニア パート2』

ジョアンナ・ホッグ監督の映画学校時代の半自伝、その後。
もともと2部構成の予定で撮られた作品なので、前編なしではイミフだと思う。
映画学生物語として卒業制作のプロセスが描かれているところが前編よりも面白かった。

映画製作を意識的にしろ無意識的にしろ自分のセラピーに使おうとして、役者からは「このキャラクターの真実がつかめねえ」、スタッフからは「段取り悪すぎ白目」と文句言われるジュリー監督。すごく身に覚えがあって胸が痛い。

劇中劇的な幻想シーンは短いが退屈で飛ばしたくなった。
『騎士団長殺し』の石室に入ってからの100ページくらいを思いだした(斜め読みした)。

80年代のことゆえ、撮影現場でも車内でも映画館内でもみんな喫煙しているのだが、少なくとも日中からタバコ撲滅できてほんとによかったなぁとしみじみ思った。灰皿の用意・片付けの面倒さや各種毒素はもちろんのこと、メンタルにも良くない。吸ってる人も吸わされてる人もイライラカリカリが増殖する。
日本ではパワハラ茂木が幹事長になってしまうらしいけど、あのひと、喫煙できないとすごく機嫌悪いんだってね。わかるー、そんな感じー。
霞が関ではまだまだそんなにタバコ吸えるんだね。だから日本は世界でも生産性低過ぎなんだよ。

ティルダ・スウィントンとイングランドの散歩道(というか野原)が美しくて豊かで目を奪われる。
ジュリーの角部屋フラットと実家のインテリアが心地よさげ。

大変個人的なフィルターだが、ジュリーは顎や後頭部や髪が遠くに行った友達とすごく似ていて、前編に引き続き気が散った。ジュリーの表情にその人のことがしきりと思い出されて。

前編のThe Souvenir。

トレーラー。