英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The Greatest Showman を見た。『グレイテスト・ショーマン』とThis is Me

イブ礼拝の後に子ども行列を連れて。あまり気乗りしなかったのだが、行って良かった。
The Postに続き、The Silence Breaker、反「トランP的なもの」プロテストに明け暮れた1年の終わりにふさわしい?と言っていいのかな…

ディズニーランド的、USJ的ニューヨークの舞台装置がステキだな〜と眺めながら、本作の"Celebration of humanity"や、同じ用法ではCelebration of Lifeなんかの意味でのcelebrationってすごく日本語に訳しにくいな。
お祝い系はもちろん却下、「賛美」はクリスチャンじゃなければ微妙な意味を持ってしまうし、個人的には「讃歌」が好きだが、若い人にはピンとこないでしょ?
キャニュセレブレ〜イ

(バーナムがサーカス団員をジェニーのパーリーから閉め出したところを見て)すべての人に時を選ばず敬意を払うって、やっぱり人の力ではできないな。神の愛がなければ。
誰に対しても同じ態度のウチの父(何も考えてないだけか?)はほんとに尊敬できるな。

などとボンヤリ考えていました。

もちろん、楽しく華やかでありつつ、アメリカの建前を叫んで肩肘張ったハリウッド作品です。
青臭さを笑うふりをしたいなら、それもいいでしょう。
私は、大阪人として、アメリカ移民として、この映画の描く「人を笑わせるために命をかける」世界の実現に加わります。

まさに反トランP的アンセム、This is Me.
撮影前のワークショップのパフォーマンスが真に富んで素晴らしいです。

皮膚がん手術直後で医者から歌ったらアカンと言われてたのに熱唱しちゃったヒューも素敵です。

コレオグラファー直々のダンスチュートリアルも。(ハイ、皆でやってみました)
ここでもcelebrationが連発されています。

音楽は『ラ・ラ・ランド』のコンビ。

モデルとなったショーマン、バーナムの伝記。

トレーラー。

師走です。2017年私が見た映画ベスト5はこちら