今更ながら。まったく興味なかったのだが、主に日本のムービーゴーアーたちから流れてくる感想を読むうちに、ドラマやコメディでしか見たことのない個性派スタアたちが必死でヒーローごっこするところを見たい、クロエ・ジャオ監督の挑戦を寿ぎたいと思うに至った。
行ってよかった。
バリー・コーガンが『聖なる鹿殺し』のキャラクターと完全一致でかなり魅力的だった。
CGアニメが重心の移動の演出でいつまでたっても手描き、2次元を超えられないのはなぜだろうと考えていた。
みんな人間じゃないんだと言われればそれまでだが、ディヴィアンツに飛び乗るとことか、後ろからどつかれて倒れるとことか、結構ひどいぞ。
2次元は誇張ができるので人の目をだましやすいのはわかる。本物より本物らしく見せるのは芸術の本質ね。
でも100年以上2次元アニメではずみをつける方向とか遠心力の働き方とか知見をためてきてるわけじゃないですか。
それを適用できないのはなぜ?
ポリゴンが多いと制御しきれないのか? そうだとしたらアニメーターの歯がゆさは想像できるけれども。
最後にマッカリのセリフから。
真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネ9:32)
一応これで予習したよ。
トレーラー。