バレンタインムービー第2弾。
病めるときも手を携えて旅をする仲良し夫婦の物語。粋な気持ちのよい映画だった。
子どもを亡くした後に離婚する夫婦、結構多いように思う。
その10年を乗り越えたふたりの次なる試練。
この作品で描かれたクリニックは、ほぼ解脱しているピーターというキャラクターがいたこともあるが、なんだかすがすがしく聖かった。
天国行きの待合室のような清廉な明るさ。
それに院内でジャムバターつきのスコーンが楽しめる!UK!
そして、夫婦それぞれがそれぞれの試練をくぐり抜けて、他の苦しむ人たちに力を貸す。
髪を失ったジョーンの目の輝き。
わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。(ルカ22:32)
エンディングはもちろんあれ以外にないんだけど、新しい友人を迎えた3人でのクリスマスディナーの風景をちょっと見たかった。
何度も読み返した乳がん闘病記。
ジョーンも怖がっていたように、映画でのがん治療の描かれ方といえばいつもキーモの副作用。
症状にはかなりの個人差があるらしいけど、直近にサバイブした友人も吐き気と闘っていたし、30年前とあまり変わっていないようだ。さくら先生も副作用が辛くてキーモを中断したと報道されていたなぁ…。
トレーラー。