まあまあ面白かった。
ただ、これがたとえばシカゴが舞台で全編英語だったら不思議と退屈になったと思う。
パリ13区である必然性は言語だけ。実に魅力的なヴォイスだった。フランス語を勉強するときには教材に使いたい。
私にとってフランス映画の特徴といえば登場人物がナチュラルに裸体になること。
ハリウッドだったら肩に力が入るところ。
そこに搾取は感じないし、米国とは全然異なる作り方をしているのだろう。
俳優のスタンスも違うのだと思う。
でも、MeTooのときにカトリーヌ・ドヌーヴがかなり頓珍漢な発言をしていたことを考えると、高度に洗脳されているだけではという気もする。
ラストの静物のカットはおしゃれでしたねえ。見事に凹凸が合わさっていて。
初めてうちになめらかなボディのプッシュホン式電話機がきたとき(私はジーコジーコの黒電話を知っている世代)、なんだか受話器をエロチックに感じたのを思いだした。
ところでアダルトカムサイトってあんなにいちいちカード情報を入力させるものなの?
時間切れになりそうなところで慌ててバッグをごそごそするのに違和感を感じた。
トレーラー。