英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The End of the Tourを見た。『人生はローリングストーン』

上映最終日に滑り込み。
アメリカのロードムービー、ライターのバイオグラフィ、based on a true storyと揃えば見るしかない。ついでにトマトメーターは殿堂入りの高評価。

私にとって映画は「後で購入してスクリプトを書き取りたい!」映画とそうでない映画の2種類である。

この作品は幸い前者。
とりあえず、Wallaceの作品、またこの映画の元になったLipskyの作品の両方を買ってしまった!ので、「予告編」としてうまくまとまっていたということになる。

何もないイリノイ最高。あの、アメリカのどこに行っても景色が同じの大通り最高。

インタビュアー(ジェシー・アイゼンバーグ)は抜け目ない雰囲気充満、あの作り笑いのuncomfortabeさはすごい。ウォレスが何故受け入れたか分からん。あれは一緒にいてしんどいぞ。

2人の「対話」で印象に残ったシーンは3つ。

ブックツアー後、女性2人と合流し、家まで流れ込んだ後のくだり。
ちょっと女性にちょっかいをかけてしまったジェシーに対するウォレスの焦り。

2人がついに衝突するポイント。
「パーキングで駐車した場所がわからなくなる」っていうトリガーが非常にうまい。
2人のいろんな苛立ち、個々の罪悪感みたいなものがスパイラルに高まるのがありありと見えた。

寝室に作家が顔を出す最終夜。
ドアの隙間から差す細い光、彼の告白に漱石の「こころ」を思い出した。
ここから最終日の犬の散歩、楽しいマック朝食への流れが良い。

ダイナー、ホテルでの2人のライターの撮り方好き。
ラストショット、余韻が残る。

アナ・クラムスキー(マイ・ガール!)と、SATCのバーガーが超端役で出てる。

地味すぎて日本では上映されるか分からないけど、日本語翻訳(字幕でもVOでも)は、私がやりたいなあ。
<2016年追記>日本ではDVDスルーでした。

2人はこの本のプロモーションツアーに出かけたのです。
ベストセラーになり、TIME誌の「1923年以降に発表された英語小説ベスト100」の1つに選ばれたこともあります。

原作。冒頭から引き込まれる(Becoming Steve Jobsに似てる)。今週末の1冊になりそう。