英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 The Imitation Game を見た。『イミテーション・ゲーム』

作品賞ノミニーとはいえ、あまりこの映画のことは知らなかったのだが、金曜のラジオで「ベネディクトの最高傑作」「歴史の一幕を知ることはとても愉しい」とえらい褒めよう、RTの評価も高かったので行ってみた。
(ちなみにこの2週間は、Fifty Shades of Greyを半笑いで語る番組ばっかりだった。ビルボードも雑誌もオンライン広告も。RTを見ると長々と辛口を書いている批評家がいるが、そんなに真面目にとりあう作品なのか?)

先駆者は常に捨て石。

思わず「エースをねらえ!」の名台詞が浮かんでしまった。

何より泣けたのがエピローグの
"Today, we call them computers."
だったのだから。

男性陣はもちろん快いアンサンブル、上官から示されたデコードの期日が迫ってるのに「なんでバーで飲んでんだ」と思うんだけど、そのヨーロッパ的勤労スタイルが打開のきっかけになる。

私の信仰生活の大きなよりどころのひとつ、マタイ7:7がプロップになっている。

さて、どこまでが実話でどこがフィクションなのかチェックしたい。早速、原作Kindle版を買う。
現時点ではペーパーバックのほうが安い。

日本公開にあわせてか、邦訳も出ますね。2分冊でこれはなかなか高価。この機会にぜひ原書を。

キーラ・ナイトレーは好きな女優さん。
あんなに歯ガチャガチャだっけ?
でも、あのくらい顔ヤセしよう、と心に決める。

映画を見た帰り、ラジオでクリティークが、Oscar baitについて話していた。いわゆる「実話モノ」は賞をとりやすい、というこれまでの実績が物語る事実であり、それ向けの映画ばっか作られてる、というよくある批判である。クリティークは「どうかと思う。映画はリスクをとるべきだし、映画ならではのキャラクターを生み出してほしい」と言っていた。(ちなみに過去に作品賞をとった「アルゴ」は、実話モノではあるが、「映画がやらなければならないこと」が実践されており、許せるんだそうだ...)
まあ、まさにThe Imitation Gameはsweet spotな作品…
今期見た「アメリカン・スナイパー」も「セルマ」も(これらもノミニー)、「アンブロークン」も当てはまる。

ラジオに始まりラジオで終わった。

関係あるといえばあるし、ないといえばないのだが、この映画を見てEnigma "Return to Innocence"を聞きたくなった。
私が田舎のケーブルTVでMTVに浸り、アメリカに思いを馳せていた頃の思い出のビデオ。