人気コメディアンが男性の目からときあかす「ルールズ」。
ベストセラーになり、映画化もされた作品。
「ルールズ」に書かれていることは、男性から見てもそう間違ってはいないらしいことが分かる。
男はProfess, Provide, Protectを通じて愛情を表現する。
が、求婚はじっと待っててはダメだってさ。
それはいいとして、「これはストレートに和訳に挿入すると、違和感あるだろうな」と思ったのは、彼が当然のように「神」に重きをおいていること。
プライオリティの話でも、男の前に「神だよね」とさらっとに書いてある。
男の見定め方にも「自分と子どもを教会に連れて行くかどうか」なんて項目がさりげなく入っている。
さらに巻末の謝辞にも。
And to my heavenly Father who has created every blessing I have ever known in my lifetime, I give him all the glory the honor and the praise.
私がこの世で受けているすべての祝福を創造された、天なる父に。すべての栄光は彼に帰す。
牧師が書いたものならまだしも、「男はヤルことしか考えてない」、「そりゃ浮気するさ、because we can」などと恋愛指南本らしいことがあけすけに書いてある中に、「でもいちばんは神だよな」「ついてくなら神を愛する男に」なんて真顔で言われるので、クリスチャンであっても面食らう。
ちょっとしたカルチャーショックである。
彼の神への忠誠は、ヤンキーっぽいと言ってもいいかもしれない。
いったいどんな日本語訳なのだろうか。売れなさそ。。。