伊賀泰代『採用基準』を読む。
ここに書かれている、日米のリーダーシップ観の違いはものすごく実感している。
うちの母はよく、
「私は前に出て行くほうじゃないから」
「引っ張ってく人だけじゃ世の中成り立たないでしょう」
と言っていた。
私はそれがイヤだった。
たぶん、「ズルい」というか、人生に消極的な姿勢を感じていたのだと思う。
「リーダーシップはtrainable」だということが書かれているが、実際にマッキンゼーやアメリカの大学でどのようなシステマチックな研修がなされているかは記述がない。
でもリーダーシップ養成機関として「NPO」がよく機能していることは同意。
まず思い出すのは、学生の頃、「草刈り十字軍」に参加して、母親に押し込まれて参加したボーッとした若者が翌年にはリーダーに選ばれて信頼を集める、という驚きの成長を見てきたこと。
自分自身も、NPOにコミットすることで得たものは計り知れない。
彼女がキャリアインタビューのサイトを運営していることは初めて知った。
これからチェックしたい。
『八重の桜』第5回、いよいよ傍観者な八重。
歴史のうねりを立ち聞きして、たまーに眉根をひそめてコメントするだけ。
いなくていい人になっている。
篤姫や江と比べても、主人公の扱いに困っている感じは、「やっぱり小物すぎた?」と心配になる。