1950年、朝鮮戦争のさなか。海軍航空隊の史実に材を取った物語。
優れた活劇なのだが、グレン・パウエルが主演していることもあってか、『トップガン』とかぶってる映画と思われて非常に損をしている。
ジャンルからして全然違うけど、あえて「海軍パイロットのお仕事もの」として比べるなら、本作のディテールのほうがはるかに興味深いよ。
兵士が戦闘以外の原因であっけなく命を落とすところも含めて...。
着陸の難しさとそれに対する操縦士の意識について丁寧に伏線を積み重ねていて興奮する。
また、アメリカが兵士をおだてるために膨大なコストをかけている話に戻るが、米軍のエンブレムはいちいちかっこいい、とどうしても思ってしまう。
それにひきかえ、日本の陸上自衛隊の日本刀のエンブレム、気持ち悪くないですか。
エxバとか、法x功とか、旧統x教会とか、一部宗教団体が採用するグラフィックデザインがうっすら不気味(何も知らなくてもポスターを一目見るだけでヤバいやつ、とわかる)に感じるのはなぜなんだろうと常々考えているのだが、それと同じ匂いがする。
わが祖国、一番戦争ゴッコや司令官ゴッコをしたがってたのはアレだと思っていたのだが、今なお、軍事費を大幅に増やして攻撃できるようにしようとしているらしいですね。
今年はもう80万人も生まれないんでしょ。私の世代の半分以下やで。どこに持ちゴマがあるわけ?
アホか。
原作。
トレーラー。