人喰いカップルのアメリカンロードトリップ。
現実面の多数の突っ込みどころは目をつぶるとしても、全体的に作り手が人間の禁忌を扱いかねている感じが歯がゆい。
カメラの後ろでえずいてたんじゃないだろうか...。
もちろん、ホラーだとわかって見に行ったのだが、この面子ゆえに私はもう少し「ドラマ」を期待していたんだろうな。
「匂いでわかるんだよ〜」と言われたら、はいはいホラーでしたよね、と消化するしかないのだが。
たとえば、ラッセルとシャラメの距離が縮まるところをもう少し丁寧に描いてほしかった。
相手が人喰いだってわかってるのに、抱き合ったら首を齧られそうで恐ろしいじゃないですか。
どうしてこの二人の間ではそうならずに済んだのか。
クロエ・セヴィニー、最近目を疑うようなチョイ役が多いな。
原作小説。
わが子を啖うサタンについて。
トレーラー。