英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Minari を家で見た。スティーヴン・ユァン『ミナリ』

聖書の暗喩に富みまくる小さなピルグリム記。
何よりヤコブとダビデが西ではなく東に向かうという...。

ずっと、ばあさんに課せられた役割を考えていた。
罪に「消える」という性質はないのだと。
唯一できる対策と言えば拭い取る、つまり、他の何かに穢れを移すことだけ。

ただ、普通に考えれば彼女のおかげで息子の心臓の孔はふさがれたとも言えるけど、あのひと、教会のお金ごまかしたからね。
それ、聖書では殺人よりも姦淫よりもはるかにまずいやつで、ことごとく一撃で死ぬパターン。

ジェイコブの赤いキャップに心臓バクバクする人も多いと思う。

クライマックスの火事の場面は不完全燃焼だった。
「なんとか形にしてきた小屋」のデザイン演出がよくないのか、家族の動きにウソがあってどうにも歯がゆかった。

ヒナの雌雄鑑別の仕事については、日本でたまたまテレビの取材を見たことがあった。インタビューを受けた若い女性の鑑別士が「手に職をつけたいと思ってこの仕事を選んだ」と答えたのをよく覚えていた。今も人の手が欠かせない仕事で、アメリカでは一時期日系人の従事者が独占状態だったという。なんか分かる...。カンボジア系のドーナツと同じで、たまたま最初にチャンスをつかんだのが日系人だったから、だとは思うが。

アーカンソーといえばクリントンのお膝元というイメージしかないが、去年、州内のある町が「移住者に1万ドル」誘致キャンペーンをしていて、概要を熟読したり町のことを調べたりしてしまった。
そういえば、韓国系の友人のお母さまは実際に南部にお住まいだ。
カリフォルニアのほうが過ごしやすいんじゃないかな~、とか勝手に思っていたが、彼女自身の移民史を伺いたいと改めて思った。

A24のスクリーニングプラットフォームは、自分の名前とメアドの入ったウォーターマークが数秒おきに時計回りに表示される仕様で、ここまでしないといけないんだな~という発見はありつつ、なかなかきついものがあった。
図柄ならまだしも、意味をもって目に入ってくるので。

トレーラー。

ティーチングやQAセッションもオンラインでいろいろ見られたが、子どもたち、特にアラン君がずっと前を向いて話をしていてすごいと思う。
私のまわりの子らはカメラの前で3分も集中できないよ...。