「多読でほんとうに英語力は上がるの?」とよく聞かれます。
もちろん上がります。
母語も、環境からのインプットに加えて文章をたくさん読むことで補強してきたように、
外国語のピックアップの過程も同じです。
でも、「始めようか迷ってる」「お金がかかるのに意味があるか」などとゴチャゴチャ言われるので、
「好きな本をガンガン読むだけ、それに何を逡巡するのか???」と理解できなかったのですが、
日本で「多読」というと、まずは初級の人が、単語をピックアップしていけるように書かれたグレードリーダーを、カンタンなものから大量に読んでいく、というメソッドのことなんですね。
それはさぞやつまらないでしょう。。。。
まあ、子どもであれば、「ここまで読んだ!」みたいにゲーム感覚で楽しめるかもしれませんが、
大人が絵本みたいな本を手に取るのはきついですよ。
ある程度の基礎を身につけてから、
「読みたいもの」にどんどんチャレンジするのがいいと思います。
同じ100万語でも、興味がある小説やノンフィクションを10冊読んだほうがよほど面白く、達成感もあるでしょう。
ただ、そもそも読むのが嫌いで、読みたい本や記事がなければどうしようもないですね...
「洋書ベスト500」のKindle版が出たときは飛び上がって喜びました!
でもこの手の本は、読了したものから印をつけていくのも楽しみですけどね。