英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Moby Doc を家で見た。モービーのドキュメンタリー

実はモービーの名を知らなかったのだが、過去に行ったレイブで彼のパフォーマンスを見ていたことが発覚。
スティーヴ・アオキのショーケースしか覚えてなかったわ...。
それ含めて、"This film is yours"と教えてくれたEちゃんありがとう。

興味深い人物。
折々にはさまれる彼の作品もとても好きだ。
ダンスミュージックであってもなぜか「G線上のアリア」を耳にするときに感じる気分と同じ。

ただ、一番「そこんとこ詳しく聞きたいよ!」という局面が省かれていた、というか書き込みが足りない印象。
かゆいとこに手が届かない。
なんでいきなりアル中から脱出できたの?
とか、
母の葬儀を二日酔いでブッチするまで落ち込んでいたのに、そこから再び売れるとこまでどうやって持ってったの?
とか。

名声の頂点に達したフェスの前夜、バルセロナのホテルの描写こわい。
何かの要素がひとつでも違えば、彼もホイットニー・ヒューストンみたいに部屋で見つかったかもしれない。
「二度と目覚めないのが怖くて眠れない」という人は時々いるけど、「もう目が覚めなければいいのに」とだけ願う夜とは。
MJもプリンスもそんな前夜を過ごしたのかな...。

ニューヨークに出るまで暮らしていた工場跡の話もえぐい。
月50ドルで数年住んでた間に3人もそこで死んだとか泣。友達もここで刺されたんだよとかサラっと言うな。

ところで音楽。
パンデミックの1年で、私は音楽鑑賞をしなくても生きていけるという事実を知ってしまった。
そもそもまともな再生機を何も持ってないし、2005年に日本で買ったiPod Nanoもどこへいったのか不明。
(見つかったとしてもまだ使えるのか?)
仕事しながら流すのはもっぱらニュースチャンネルやオーディオブックなど、話を訊くコンテンツばかり。
車に乗る時間が減るとプッシュで流行曲も入って来ず。

レイブやライブもな。もともとそんなに行ってたわけじゃないけど、一生行っちゃダメって言われても平気だな。
週1回は教会で賛美をしているので、それがなくなったら少しさみしいけど。

日本にいたときは5分チャリに乗るだけでもイヤホンを入れないと気がすまないほどobsessiveだったのに。