第2次大戦後、強制収容所から解放されたと思ったら刑法175条(男性同性愛を禁じる法律)違反で刑務所に直行、何度も刑期を務めることになった男性の友情の物語。
長い。
法律廃止前のエピソードは愛に出会うところも含めてほぼ刑務所内で完結しているので、社会における公民権剥奪の問題は見えにくい。というかそこは焦点ではない。
観客席の年配の方々が戦時事情に言及したせりふにいちいちウケていた。あれに思わず噴き出したかれらの事情はわからないし、自虐もあるのかもしれないが...。
「戦争では誰一人殺さなかったのに、自分ちに帰ってから人殺ししちまったよ。なんでやねん」とか、「東ドイツに逃げよう」とか(これは図らずも時事ネタでもあるか)。
トレーラー。