例年この時期にチョコチョコ出てきて妙に点をさらっていくイギリスコスプレもの。
退屈だった。思わず時計見たら45分しかたってなくて、あとはひたすら内装、建築、衣装の鑑賞に徹しようと決める。
が、サラ(レイチェル・ワイズ)が毒盛られてからがまた長いのなんのって。
もう少し知的な喜劇かと期待したのだが、やたらダイレクトで下品なだけ。
それを観客がわりと笑うものだから、私はさらに波にのれない気持ちに。
これ日本の観客はLAの観客の1/50も笑わないと思う。
『聖なる鹿殺し』と空気感が同じ。怪人が出てくるのも同じ。
エマ・ストーン演じるアビゲイルは人間ではないので、どうにも(私にとっては)物語が面白く転がらない。
『鹿殺し』で言うところのバリー・コーガンですね。
アビゲイルを本好きガールにした意味はどこにあったのだろうか...。
宮廷が、スタッフ数といいホールといい何もかも小ぶりで女王様と言われてもという感じ。
この舞台の時代はイギリス王室でも東大阪市くらいの規模感だったのか。
電気のない時代は夜の雰囲気が温かくていいですね。 ← この映画の良かったところを頑張って探してみた。
トレーラー。