英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Widows (2018) を見た。スティーヴ・マックイーン『ロスト・マネー 偽りの報酬』

一切贅肉のない構成、美しい秀作。
でも、暴力が過ぎて決して好みではない。
特にワルモンの衝突死はわりと日常に近いだけに夢にでそう。怖い。

日常の暴力といえば昨年の今頃、自分の教会では感謝祭の行事がなかったので友人の教会の特別集会に行った。
10人くらいの兄弟姉妹が病気の時に助けられたとか、経済が守られたとか感謝の証をする中で、1人の男性が言った。

「今日は姉の誕生日なのです」

おお。

「10年前に殺されたんですけど」

マジか重いわ。

その後に続いたであろう彼の感謝の証は全然覚えてない。

サクサク人が消されて行く中でそんなことを思い出していました。

アリス役をジェニファー・ローレンスが断ったということですが、エリザベス・デビッキでよかったと思う。
サイボーグのような美貌ながら若干のアホ成分も見られなくはなくて、すぐ脚を開く、暴力男を受け入れてしまうという役柄(でも他のウィドーズとは一味違ったストリートスマート)に説得力あり。

ヴィオラ・デイヴィスのラストシーンはとても好きです。

原作。

トレーラー。