英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Café Society を見た。ウッディ・アレン「カフェ・ソサエティ」

後で評判やシノプシスを読むと、「いやー、それほどの佳品では…」という感想。
ハリウッドの虚実を描き出す!などというものでもない。
いじきたない男女2人の薄っぺらい純情物語。
ハリウッド界隈とギャングのターンは付け足し。特に劇中殺人しまくったギャングなんて、死刑前の言葉を言わせる(その言葉がラストの余韻につながっていく)ためだけに存在する。

けれど、そのラストシーンはなかなか良いのである。
「蛍の光」が流れる中、2人の視線はそれぞれの配偶者を超えて東海岸と西海岸の間に像を結ぶ。

ここで私はどこかで読んだ田口ランディ氏のエッセイを思い出したのだった。
まあまあいい友達だったけどセックスの相性は最悪で、くっつきそうでくっつかなかった男の子。
何10年もたってから、「ああ、彼は私のことを好きだったんだ」と、ふと気づいた、時空を超えてその気持ちを受け取れたことが、ワーイ、嬉しかった、という思い出話である。(掲載本見つけたら追記する)

それで終わりにするのが大事、ということです。

クリステン・スチュワートって、ひたすら声がいいよね。

DVD。ベタすぎな宣伝美術。

ところで、今日はTim Kaineの大統領選キャンペーンデビューのスピーチを見てちょっと涙でた。
彼のライフストーリーを聞きながら、言行一致の実直さという性質がいかに稀少になってしまったかを思った。
そして、ヒラリーとの共通点として述べた、「教会では奉仕することを学んできた」「いつだって、Do all the good you can しようとしてるだけ」というシンプルさは、まさに「大草原の小さな家」のアメリカ人ローラの、独立記念日の悟りに通じている。

Suddenly she had a completely new thought. The Declaration and the song came together in her mind, and she thought: God is America's king.

She thought: Americans won't obey any king on earth. Americans are free. That means they have to obey their own consciences. No king bosses Pa; he has to boss himself. Why (she thought), when I am a little older, Pa and Ma will stop telling me what to do, and there isn't anyone else who has the right to give me orders. I will have to make myself be good.

Her whole mind seemed to be lighted up by that thought. This is what it means to be free. It means, you have to be good. "Our father's God, author of liberty — " The laws of Nature and of Nature's God endow you with a right to life and liberty. Then you have to keep the laws of God, for God's law is the only thing that gives you a right to be free.

そして、会場内にアメリカ人に「なった」シチズンがたくさんいるのを見て、「誇りをもってアメリカ人になることを選ぶ人たちがたくさんいる、こんな素晴らしいことがあるか」という彼。ハイ、私もその移民の列に加わった1人だ。一緒にがんばっていきたい。

などとしみじみしてたら、Timから寄付勧誘のメールがきた。(オバマのメーリングリストに登録しているのでDemocrats関連のメールは何でもかんでも届くんである)

このチームに加われたのは人生最高の栄誉だよ。
ブリリアントな妻、Anneと出会い、結婚したことの次にね!(チャハ!)
(拙訳)

ですってよ、奥様。

「カフェ・ソサエティ」のトレーラー。