トム・ハンクスが4回自死をはかって連れ合いの霊(だよね)に阻止される話。
甘々脚本だけど、charming enoughなファンタジーだった。
マリソル(Mariana Treviño)がとても良かったが、彼女が喋るたびに後ろの観客が鼻をフガフガさせながら爆笑するものだから実際どっちが面白かったのかわからん。
オットー(若)の回想シーンがつらかったな。
全然似てないんだもん。
ハンクスの青年時代は誰でも知ってるだけに厳しいよね。
最近、『ザリガニの鳴くところ』も回想シーンについていけなくて脱落したんだよな。
キムタクが何を演じてもキムタク役であるように、ハンクスもグランピーを演じるいい奴ハンクスにしか見えないので、ウンザリとは言わないものの飽きみたいなものも感じた。
が、旧友のために本気を出し、目に力が湧いてくるとやっぱり魅力的で引き込まれた。
彼の蒼々した若いまなざし、ほんとに好き。
日本語訳がとてもチャレンジングになりそう。
心臓とこころのかけ言葉など空気がひゅっと弛緩する超重要ポイントだと思うけど(伏線でもあるし)、マリソルが聞いた瞬間に受けるのと同じ印象を演出するのはまず不可能では。
それでもやるのが翻訳なるものですが。
原作はスウェーデンのベストセラー小説。同国でも映像化されている。
すっごくビックリしたのだが、私、これ2015年に購入済みだったよ...。これから読みます...。
おそらく重訳だが日本語版もある。
トレーラー。