エウリピデスの『メディア』を下敷きに、実際にあった子殺し事件の解釈を試みるインテンスな女性論。
舞台で見たい感じ。
白人様が「洗練されている」「教養がある」と異様に絶賛するローレンスのフランス語に浸ることができる。
ローレンスの母親、ごくわずかな出番の中で、そう変なことは言ってないのに毒親ぶりが伝わってきてうまい。
主題上、そういう描き方を選択したのだろうが、法廷に立つ男氏たちの圧が超ウザい。
今日は初めてDTの劇場に行った。上映前に「ここからはサイレントダークタイム。おしゃべりする、スマホを使うなどの迷惑行為があったらエスコートアウトするから通報してね(座席にフード注文用の呼び出しボタンがある)」とアナウンスがあって、おお突っ込んだ対応だなーと思った。
普段、「手荷物は小さいのを1つまで」と書いてあったりする5ドルのシアターなら、ある程度のことはしゃーないよなと諦めているので。
ただ、観客の行為ではなく、まだ上映中なのに劇場がフライングで照明を上げてしまったことがあって、そのときはあくまで「ご意見」のつもりで後でやんわり苦情を入れたら入場券を5枚もらえました。
トレーラー。