ダホメ王国のAgojie(女性兵士集団)、奴隷貿易の歴史への関心を開く作品。
すばらしいパフォーマンスだけれど、いろいろなところがちょっとずつ寸止めで歯がゆかった。
それからこれは完全に個人的な問題なのだが、ファンタジー以外の屋外セットというのがどうも醒めるのだ。
(『沈黙』とか、『ギルデッド・エイジ』とか)
ジョージ・フロイド事件に絶望して、ジャマイカに移住してしまったLAの元公務員の黒人女性のことをずっと思い出していた。
アメリカは見切りをつけられたのだ。
US does't deserve her.
それから、米国の軍人は帰還後かなりの確率で精神を病むが、この戦士たちはPTSDにならないのだろうかと考えた。
人が人を殴ることは、ましてや命を奪うことは高いハードルがあるように思えるが、突如として隣人同士で殺し合いが始まったルワンダ、関東大震災朝鮮人虐殺事件、最近では日本の入管で大勢が見殺しにされていることを考えると、そうでもないんだよな。
トレーラー。