英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 I Love My Dad を見た。ジェームズ・モロシーニの『アイ・ラブ・マイ・ダッド』

South by Southwestで好評を博したコメディ。
面白かった。好き。

21世紀のミセス・ダウトは物理的な制約が少なく、妄想をいくらでもかき立てられるので危険度が高い...。
テキストの向こうの人物の表現、The Girl From Plainvilleも似たようなことをしていたが、実際のできごとなのか、テキスト上の会話なのかが分かりにくかった(もはやどっちでも変わりはない、当時者も混乱しているんだと言えば確かにそうなのだが)。
他方、本作では一度も会ったことがない設定なのではるかに成功していたと思う。

真実が明らかになるシーンはもちろんフランクリンには気の毒ではあったが、接客業務中に割り込んでしつこく話しかける感じ、よく女性主体のビジネスの場で問題になってる勘違いオヤジやん。
たとえレベッカが本物でも一気に冷めたと思うぞ。

車のチェックエンジンの伏線が回収されなかったが、何かカットされたのだろうか。
いつ車が動かなくなるんだろう...と思っていたのだが。

前の席に中年の女性と杖をついた高齢の男性の2人連れが座った。
映画が始まると、女性が慣れた手つきで大きなブランケットを2人の膝の上に広げた。男性もケアされて当然みたいな態度をとらず、thank youと言ってブランケットを肩まで引っ張り上げていた。親子かな。愛だったわ。

トレーラー。