あの『アメリカン・ハニー』を撮ったアンドレア・アーノルド監督が乳牛の生涯を追ったドキュメンタリー。
各所で配信しているが、イースター前の断食中でもあり、これは家では集中できないやつ、と思って劇場で瞑想してきた。
出産時、人間3人がかりで子牛を引っ張り出しているのを見ると、家畜でなかった頃はあの体型でどうしていたのだろうと思う。
ときどき不意に不思議の念に打たれるのだが、今でも人間が人間を体内で培養して生むのってすごくドーブツっぽくて「なんで?」と思う。いや、実際ドーブツなんだけどさ、生殖技術って発展のしかたが妙じゃない?もっと人工子宮にリソースが集結してもいいような気がする。
監督はこの映画は生命のプレゼンテーションであって、ヴィーガンメディアにしたくないと言っている。
Andrea Arnold on Capturing Cow, Bovine Beauty, and the Brutality of Nature
だが、やはりそのあたりを考えないわけにはいかない内容だった。
(先日、トレジョでボバ入りアイスを買ったつもりが、帰って見たらヴィーガンアイスだった。その味気ないことといったら)
牛が馬みたいに走るところを初めてみた。
冒頭、カメラ目線でブオブオ言ってる牛が誰かに似てると思ったらあれだ。
便秘気味で涙をこぼしながらウンチをしてた1歳のときの姪だ。
トレーラー。