英語あそびなら天使の街

在L.A.言語オタ記。神さまのことば、天から目線の映画鑑賞日記。

映画 Collective (Colectiv) を家で見た。あらゆる社会が陥りうる闇『コレクティブ』

ブカレストのクラブ Colectiv 火災があぶり出したルーマニアの医療システムの闇。

最近、日本、特に大阪の感染拡大の報に触れて「人災」という言葉が脳裏を去来し続けている。
「本来なら死なずに済んだのに...」がどれだけ無残か。

日本の行政の無策って、ちょっと絶望的すぎないだろうか。
いまだに無料で検査を受けまくれないなんて。
トップが本当のことを言わず、仲間うちの税金分配に必死になってるなんて。

それから、医療に関して本編で「ウチの国では無理」としきりに繰り返されるのを見ていて、誰でも自分で払える程度の出費で同水準の治療が受けられる(ことになっている)日本の保険制度に感謝するとともに、それが崩壊しかけていることを憂う。

去年、日本の友人宅に行ったとき、保険の恐い紙(督促状)がきてたんですよ。
それを見せてもらって金額に目をむいた。
10年前よりも明らかに負担が大きくなっている。
それなのに、医療従事者には十分な支払いがされず、病床が削減されているという...。

この感染症の機にいま一度、世界が賞賛する日本の保険制度にたちかえりつつ、「適正価格の医療費」を実現してほしい。
日本の医療費はあまりにも安すぎ。
適正に徴収して無駄な受診を減らし、医療従事者にしっかり報酬をお支払いする。
これは、督促状がきてしまった友人の月の支払い額を少なくともオバマケアレベルに均すのと同時にできることだと思う。
今みたいに国が闇に税金を振り向けるのをやめれば。

投票率が上がらないために腐敗が進むのはどこも同じだなァ。
加えて、投票率が上がっても物事はシンプルではなく、自分の知っている世界と投票結果に大きなギャップがあることも。
「えええええ、一体誰がこの党を支持してるの? 何もやってないやん!!!」の衝撃。
やはり米国の民主主義に2016年の衝撃は必要だったのだとわかる。

ルーマニアは、日本と違って少なくともメディアが機能し、かつ積極的に取材をさせるオーソリティがいるのだからまだまだ希望はあると思う。
逆にメディアも全滅の日本は...もうやめとく泣

トレーラー。

ラストの哀歌。サンディフックの理不尽な悲劇と残された者たちの闘いがシンクロする。