少々調子に乗りすぎた部分もあったけれど、面白かった。
公開時に見たはずのグウィネス・パルトロー版の記憶が全くないのだが、テイラー=ジョイのイノセンス、ファニーフェイスのはまりぶりを見るに、たぶん、何の新鮮味もなかったのだろうな。
彼女は、『サラブレッド』の役柄が感じ悪すぎて勝手に良くないイメージを持っていた。すみませんでした。
いつか、ジャッキー・ケネディとか演じてほしい。
ポートマンが『ジャッキー』でファーストレディ時代から晩年を演ったから、若いころのブーヴィエ姉妹に光を当てるのはどう?
ショックな知らせを聞いて、すぐに顔色を変え、涙を流せるって、すごいこと。
訃報とかじゃなく、にくからず思っていた人が知らん間に婚約、的な苦々しい知らせね。
私は絶対に顔に出せないので...。動揺すればするほど隠そうとしてしまうわ。
実際、「あれ、知ってた?」とよく言われるので、渾身のポーカーフェイスは成功しているものと思われる。
「転」のクライマックス、エマの失言の場面で、劇場のどよめきが異常に大きくて長くてびっくりした。
ウォーっほっほっほーい、みたいな。
効果音?と思うほどだった。
意外と原作を知らずに見に来ている人が多かったのかも。
それにしても、エマはじめ、この舞台の働かなくていい人たち、すごーく退屈そうだなぁと思う。
結婚後、醒めた後が長そう...。
音楽がとてもよかった。どれも、「もう少し聞いていたい」と思うピースばかりだった。
ミュージシャンでもあるナイトリー(ジョニー・フリン)がじゃんじゃん歌います。
トレーラー。