カリン・アイヌーズ監督のカンヌ 2019「ある視点」部門大賞受賞作。
1950年代のブラジル。物語には突っ込みどころが多いが、画面の艶っぽさが魅力的な作品。
Guidaが死んだことを聞いたEurídiceや父親が、せめて直前まで彼女と一緒にいた人たちに会いに行こうとしなかったのが納得いかなすぎる。
実際にはGuidaはなりすましで死んでないので、そうすれば再会できたんですよ〜。
あと、音大のオーディションの場面では『ロンバケ』最終回の失笑コンクールシーンを思い出しましたね。
「ピアニストを志す人」の造形はもっとしっかりやってほしかったわ。
ただ、現代になってGuidaそっくりの孫には会えたわけで、二十歳になるかならないかのとば口でどんどん子どもを産み育てるのにも理はあるのだな、と思った。
原作小説の英訳版。
トレーラー。